呼吸器官
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中毒
何らかの薬物や化学物質、食べ物などを口にしたり、吸い込んだり、皮膚から吸収したりして、体のどこかに機能障害を引き起こした状態のことをいいます。猫は体が小さいため、人間に比べるとほんの少しの量でも中毒を...
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リンパ腫
リンパ腫は、リンパ球(免疫を担っている白血球の一種)が、正常な状態から癌細胞に変わる病気です。リンパ腫は猫で最も多く見られる腫瘍の一つです。猫白血病ウイルス(FeLV)に感染している場合、健康な猫と比...
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縦隔型リンパ腫
縦隔型リンパ腫はリンパ球(白血球の一種で免疫を担っている)が、がん化するリンパ腫の一種です。胸腔内にある胸腺や縦隔リンパ節が腫れることで、肺が圧迫されて呼吸困難や胸水の貯留をおこします。...
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喘息(慢性気管支炎、アレルギー性気管支炎)
喘息(ぜんそく、慢性気管支炎、アレルギー性気管支炎)は、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)や刺激物、寄生虫など、何らかの原因により生じた炎症が気管支を収縮させ、咳や呼吸困難を起こす病気です。...
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肺炎
肺になんらかの原因で炎症が発生した状態を肺炎と言います。肺に炎症が発生すると正常な酸素と二酸化炭素のガス交換ができなくなり、呼吸困難に陥ります。一般的に咽頭炎や気管支炎よりも重症化するケースが多いよう...
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膿胸
何らかの原因によって細菌が胸膜に感染し、胸腔内に膿が溜まる病気です。胸腔内に膿が溜まることで肺の伸縮を阻害し、それによって呼吸に異常が発生します。...
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クリプトコッカス症
クリプトコッカス症は、クリプトコッカス属酵母様真菌(カビの一種)が、呼吸器系または皮膚に感染することによって発症する病気です。クリプトコッカス属は土や土埃を含む空気など環境中に常在しており、免疫が正常...
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胸水
肺などの器官がある胸腔内に液体が貯留してしまい、肺が十分に膨らめなくなる状態です。肺が正常な働きを行えないため、咳や呼吸困難で呼吸が荒くなったりなどの症状が見られます。何が原因であっても基本的には、酸...
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気胸
気胸は、胸膜に穴が開いて、開いた穴から空気が胸の中に溜まることで、肺の虚脱や呼吸困難を起こす状態です。よだれを流したり、呼吸がうまくできなかったり、吐血、胸の痛みなどの症状が見られます。交通事故や猫同...
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気管支炎
気管支炎は、気管や気管支に炎症が起こり、咳などの症状が見られる病気です。発症原因は、ウイルスやマイコプラズマの感染です。また、煙草の煙、芳香剤、カビ取り剤などの化学薬品などの刺激物やほこりを吸い込んだ...
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猫風邪(上部気道感染症)
猫風邪(上部気道感染症)は、咳、くしゃみ、鼻水が出る、人間の風邪に近い症状が出る病気で、ヘルペスウイルスやカリシウイルスの感染が原因で発症します。ワクチンを接種することで予防することができます。クラミ...
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エキノコックス症(多包条虫症)
エキノコックス症(多包条虫症)は、主に北海道のキタキツネや犬の間で広がっている病気で、エキノコックス(多包条虫)という寄生虫に感染して発症します。最近までは猫には寄生できないものと考えられていましたが...