主な症状
胸腺や縦隔リンパ節が腫れることで、胸水が貯留や呼吸困難が生じ、元気の消失や食欲・体重の低下が見られます。嘔吐や下痢が起こることもあります。
予防方法
発症の要因が不明なため、完全な予防を行う事は困難です。しかしながら、猫白血病ウイルス(FeLV)感染症は、ワクチン接種で感染を防ぐことが可能です。さらに室内飼いに徹するなど、猫白血病ウイルスの感染の可能性をできるだけ減らすことも重要です。
原因
様々な要因が絡んで腫瘍化が起こるとされています。猫白血病ウイルス(FeLV)の感染がある場合はリスクが高くなります。
治療方法
リンパ腫の治療はおもに抗がん剤を用いた化学療法が行われます。縦隔型リンパ腫で胸水がたまって呼吸困難を呈している場合には、胸水を抜き取り、呼吸を楽にさせるといった処置をとることがあります。