尿が多い・少ない・色がおかしい・失禁する

尿の変化は、腎臓や泌尿器だけではなく、全身の病気でも起こりえます。
尿が出ない場合、体の中に老廃物がたまり危険な状態になります。
尿の量や回数が増えた場合も診察が必要です。

普段から、愛犬の尿の量や色、回数を把握しておきましょう。

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