歩き方がおかしい(足をかばう・引きずる・痛がる・ふらつく・物にぶつかる)
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中毒
何らかの薬物や化学物質、食べ物などを口にしたり、吸い込んだり、皮膚から吸収したりして、体のどこかに機能障害を引き起こした状態のことをいいます。猫は体が小さいため、人間に比べるとほんの少しの量でも中毒を...
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心臓肥大
心臓に送られる血液量が増大することで、心臓にかかる負担が大きくなり、心筋全体が厚くなって心臓が大きくなってしまった状態を心臓肥大と言います。原因として、高血圧や心臓弁膜症などの心臓病に伴って起こる場合...
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白血病ウイルス感染症
猫白血病ウイルス(FeLV)は唾液、尿、涙液、母乳、血液そして胎盤を介して他の猫に感染します。空気伝播の感染はあまり多くなく、喧嘩による外傷(噛み傷)と口や鼻への直接の接触が最も多い感染源と思われます...
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椎間板ヘルニア
背骨の間に挟まっている椎間板と呼ばれるクッションがつぶれ、変形してしまった状態のことです。外傷や肥満、老化などにより椎間板が破れてしまうと、中の髄核が外に飛び出し、近くにある神経や脊髄を圧迫してしまう...
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白内障
眼球内にある水晶体と呼ばれる組織が白くにごってしまった状態のことです。このため、猫の視力は次第に低下します。犬に比べてまれですが、猫同士のケンカや事故などで目に深い傷を負うことで、猫も白内障を起こすこ...
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骨折
骨折は、主に交通事故や高い場所からの落下事故などによって起こります。骨折に気づかずに放置してしまうと、骨が変形して接着したり、時には、変形性関節症を起こしやすくなったりすることがあります。また、複雑骨...
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糖尿病
糖尿病とは、糖を細胞に取り込むホルモンの一種であるインスリンの働きが悪くなることで、血液中の糖が多くなってしまう病気です。インスリンは膵臓から分泌されており、血液中のグルコース(糖)を細胞内に取り入れ...
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中耳炎
中耳炎は、鼓膜の奥にある中耳(鼓膜の振動を耳の奥へと伝える役割を果たす部分)に炎症が起き、耳に痛みが生じる病気です。猫の中耳炎の多くは、細菌や耳ダニの感染などによる外耳炎が進行して、炎症が鼓膜の奥にま...
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脱臼
足や肘、手首などの関節がずれたり、はずれたりすることをいいます。猫の脱臼は、高いところからの落下事故や交通事故などが原因となることが多く、骨折や靭帯の損傷をともなうこともあります。脱臼のみの場合は特に...
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脳炎・脊髄炎
脳とそれを包んでいる髄膜に炎症が発生した状態のことです。猫の中枢神経は脳と脊髄から成り立っており、それらを守るように髄膜が外側を覆って、内部には髄液と呼ばれる液体が循環しています。...
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形質細胞性足皮膚炎(形質細胞性足底皮膚炎/プラズマ細胞性足底皮膚炎)
形質細胞性足皮膚炎(形質細胞性足底皮膚炎/プラズマ細胞性足底皮膚炎)は、肉球が著しく腫張し、潰瘍を起こす病気です。初期の頃は痛みやかゆみはありませんが、悪化して潰瘍ができてしまうと痛みが生じ、歩行が難...
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クリプトコッカス症
クリプトコッカス症は、クリプトコッカス属酵母様真菌(カビの一種)が、呼吸器系または皮膚に感染することによって発症する病気です。クリプトコッカス属は土や土埃を含む空気など環境中に常在しており、免疫が正常...
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クル病
クル病は、代謝障害によって骨が軟化してしまったり、カルシウム・リン・ビタミンDの不足や不均衡によって発育中の猫に発生して骨の石灰化が起こらない病気です。運動制限と食事の改善、消化器障害や寄生虫病などの...