主な症状

突然咳をする、ゼーゼーとした喘鳴性の呼吸をするといった症状が見られるようになります。咳をした後に口をくちゃくちゃすることもあります。喘息は、ふと気づいたら首を伸ばして発作的に咳をしているかなという比較的軽いものから、毎日のように咳をし、運動するのも食べるのもつらそうな様子になるというものまであります。症状が重い場合には口を開けて苦しそうに呼吸したり、チアノーゼを起こしたりすることもあります。喘息の発作が酷いときには呼吸不全に陥り、命に関わることもあります。

予防方法

喘息の予防として、アレルゲンや他の刺激物質(冷たい空気や排気ガス、煙草の煙、芳香剤、ほこりなど)とできるだけ接触しないことが重要です。またウイルス性呼吸器疾患により慢性的な気管支炎に移行すると、喘息の要因になるため、ワクチン接種をしっかりすることも推奨されます。

原因

猫の喘息が起こる原因はまだわかっていませんが喘息の誘因としては、ほこりや花粉、薬物、食べ物などによるアレルギー刺激や、他の有害な刺激があります。これらが気道粘膜を刺激することで、炎症を引き起こしたり、気管支の平滑筋を収縮させ、気道を狭めたりして、喘息の症状を引き起こします。

治療方法

喘息は、気管支拡張剤やステロイド剤、抗炎症剤などの内服や吸入を行います。症状が重い場合には、入院しての酸素吸入や点滴、吸入療法などが必要となることがあります。喘息の治療では、咳を抑えることはもちろんですが、今後の咳の発作をできるだけ少なくすることが重要です。

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