主な症状

まず発熱と発疹があげられます。身体のあちこちに発疹ができ、痒がるそぶりを見せたり、熱が出たりします。そして、行動にも異常が見られるようになるのです。脳のどの場所に炎症が起きたかによって、例えば目の動きがおかしいとか、歩き方がいつもと違うなど、異常が現れる箇所が異なったりします。歩くときにふらつくのも、症状の一つです。重症化すると発作を起こしたり、身体が痙攣を起こして硬直したりといった症状が見られるようになります。また、記憶の障害や視覚障害も起こるようになるのです。

予防方法

効果的な予防方法は、感染予防のためのワクチンです。それでも発熱やけいれん、行動の変化などがみられる場合は、早めに動物病院に連れて行きましょう。

原因

脳炎は真菌、寄生虫、ウイルスなどの感染症により炎症が起こる病気です。また、免疫系統の混乱により、本来守るべきはずの自分自身の細胞や組織を攻撃することで炎症が発生してしまうことがあります。さらに、免疫力が低下していると、通常であれば抑え込めるはずの病原体の繁殖を抑制できず、炎症に発展してしまうことがあります。

治療方法

細菌性の場合は抗菌薬、真菌性の場合は抗真菌薬など、原因療法が中心となります。特に真菌性の場合は長期の薬物治療が必要となります。また、原因療法が存在しないウイルスの場合は対症療法を行い、原因不明の場合はステロイド治療を行うこともあります。

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