主な症状

猫の場合、調子が悪くてもじっとしていることが多く、目立った症状がみられないことが多いのですが、病状が進行していくと、元気、食欲が低下し、じっとして動かなくなるということが増えてきます。心臓から十分な血液が送り出せなくなり、心不全を起こすと、咳やむくみ、腹水の貯留、呼吸困難を起こす場合もあります。

予防方法

心臓病になるリスクを減らすため、小さいころからの肥満予防が大切です。また、高血圧にならないよう、塩分が多い食事や高タンパク質の食事をとりすぎないよう配慮することが必要で、決して、塩分の多い人の食事を与えてはいけません。

原因

通常、心臓の筋肉は収縮する事によって全身に血液を送っています。しかし、塩分過多、高タンパク質の過剰摂取と言った、食生活の問題などにより高血圧になってしまうと、心筋に通常より高い負荷がかかるため、この負荷に打ち勝とうと心筋がどんどん厚くなって心臓が肥大してしまいます。また、心臓弁膜症に伴って起こる場合や甲状腺機能亢進症、糖尿病などの病気から心臓肥大を起こすこともあります。

治療方法

心臓肥大の原因となる病気がある場合には、その管理、治療を行います。また、獣医師の指示のもとに、高血圧・肥満対策として食事療法を行うことも必要です。心臓病治療薬や利尿剤なども使用して、状態が安定するようにします。そのほか、ストレスを与えないように生活環境の見直しも必要になるでしょう。心臓に負荷がかからないように安静に過ごさせてあげてください。

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