だんだんと日差しも強くなり、気温も上がってくるこの頃。外に出るだけで汗がでてくる季節になってきましたね。みなさん、犬は人間よりも暑さに弱いということをご存知ですか?ということで、今回は愛犬の健康のために、そして、しつけのために、お散歩にはどんな配慮が必要かご紹介します!

■ベストなお散歩時間は?

犬の散歩時間は、体の大きさや種類によって異なります!小型犬や子犬の場合は、30分以内のお散歩を1日に1回程度が目安。室内の運動だけでも十分かな…?と思ってしまいがちですが、お散歩に行くことで他の犬や人と会ったり、外の新鮮な空気を吸うことができるので、精神面の健康のためになります。子犬の場合は近所をゆっくり一回りするだけでもOK。

中型犬や、小型犬でもダックスフンドのような狩猟犬は、30分ほどのお散歩を1日2回程度が目安です。この犬種は運動するのが大好き!ただお散歩をするだけでなく、一緒に走ったり、自転車で引いて走らせたり、ドッグランで思いっきり走らせてあげたりと、「走る」ことをお散歩時間の中に入れてあげると、ストレスが溜まりません。

そして、大型犬は30分から1時間程度の少し長めのお散歩を1日2回が目安。ゆっくりと長い距離を歩くことがポイント。運動したそうにしていれば、広い場所でのびのびと走らせてあげると喜びます。
もちろん、どの犬種もそのときの体調や年齢、気分に合わせて、調節してあげてください。

990fc674d352e0f2963d831bb38ff5b6photo by http://pepy.jp/6624

■いつものお散歩ルートを変えてみよう!

お散歩ルート、気づくと「いつものルート」になってしまっていませんか?いつも同じ道を同じ時間帯に通っていれば、犬も飼い主さんもお友達ができて、散歩の楽しみになりますよね。でも、お散歩の目的の一つに「新しい刺激を与えてあげること」もあります。同じ道を同じ時間帯に通っていると、「この場所はおれのもの」という認識が犬の中に生まれてくることも…。自分のなわばりだと意識し始めると、道でであった他の犬に「ワンワン」と吠えて威嚇するようになります。

また、毎日同じ時間帯のお散歩を続けることで、時間を覚え「散歩に連れていけ」と吠えるようになることも…。「でも、散歩ルートをいちいち考えるのは…。」という方は、普段のルートを逆回りしてみたり、一か所だけ大通りではなく細い小道を通ってみたりと、少しの工夫でもOK。楽しく他のワンちゃん友達と交流するためにも、少しずつでもルートを変えてみてください。

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■時間、ルートのほかにできる工夫

時間帯と水分補給には気を付けてあげましょう。とくに夏場のお散歩は、時間帯は地面が熱くなりすぎていない、朝の時間帯か夕方以降がいいですね。昼間のお散歩は、肉球を火傷してしまったり、熱中症になってしまう危険性が。
(関連記事:「うだるような暑さから愛犬を守りたい!夏の快適お散歩グッズ3選」「人間だけじゃない!見落としがちな犬の熱中症対策。」)

人間よりも地面に近いところを歩いているため、地面からの熱は犬の方がダメージを受けやすいです。また、アスファルトは想像以上に熱くなります。肉球は感覚器官としても働いているので、犬にとって大事な部分の一つ。暑い時間にお散歩したときは、保湿クリームを塗ってあげるなどのケアをしてあげてください。

脱水症状や熱中症予防のためにも、水飲みができるポイントをお散歩ルートに組み入れてあげたり、お水を持ち歩いてあげたり、水分補給を意識してあげてください。