お盆休みも迫り、夏休みの空気が濃くなってきました。愛するペットを連れて、家族で旅行やおでかけを考えている方も多いのではないでしょうか?
最近はペット連れで楽しめる施設も増えており、楽しい旅行計画に胸が弾みますね。
でも、ちょっと待って!ペットが体調不良を起こしたときの対策はできていますか?万が一、旅先でペットの体調が急変した場合、どの病院へ連れて行けばいいのでしょうか。今回は、楽しい旅行中の“もしも”に備えるために、飼い主さんが準備しておくべきことをご紹介します。

事前の下調べをしっかりと!

旅行は楽しいものですが、同時に、ペットにとっては負担にもなります。はじめて訪れる場所や慣れない長時間移動は、飼い主さんが思っている以上にストレスのかかる状況です。なにげない体調不良が旅先で悪化しないよう、旅行前にはペットの健康診断を受けることをおすすめします。
また、すこしでも負担軽減ができるよう、移動中の休憩場所の候補をいつもより多めに調べておきましょう。車に乗り慣れているペットでも2~3時間に1回、はじめて車に乗るペットはもう少し短いスパンで休憩が必要です。ドッグランが併設されているサービスエリアもあり、思い切り走り回ることでストレス発散させてあげましょう。

そのほかに必ず確認しておきたいのが、目的地周辺の動物病院。名前や電話番号のほかに、休診日や車での行き方なども調べておくと、いざという時にすぐに向かうことができます。また、かかりつけ医の病院の電話番号も控えておき、状況に応じて、すぐに連絡がとれる準備をしておきましょう。
宿泊場所の利用条件には、特定のワクチンの予防接種が必須となる場合もあります。きちんと条件を満たしているか、前もって確認しましょう。

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旅行中気をつけるべきポイント

旅行中にもっとも多い事故は「誤飲・誤食」。飼い主さんの常備薬や、ふだん室内で飼われているペットの場合は戸外の異物を誤って食べてしまうことがあります。いつも以上に注意を払ってあげてください。また、旅先のごはんが合わずにお腹を下してしまう事もありますので、食べ慣れたフードを持参してあげるといいでしょう。

旅行先では、他のペットに遭遇する機会も増えます。ふだん穏やかな愛犬も、慣れない環境と初めて出会った犬に興奮し、けんかになってしまうことがあります。必ず目の届くところで遊ばせ、危険な匂いを察知したらケガをさせないよう、犬同士を引き離してあげましょう。

cute pet in house, pomeranian dog sleeping on the bed at home

万が一の時は、すぐに病院へ

それでも、万が一のことが起きてしまったらどうすればいいのでしょうか?
まずは飼い主さんが慌てず、落ち着いて行動すること。そして、控えておいた動物病院に連絡を取り、速やかに病院へ連れて行きましょう。
このとき、ペットが体調不良の様子をきちんと獣医師さんに伝えるため、できるかぎり動画や写真で記憶をとりましょう。スマホでビデオ撮影をしておくと、獣医師さんは一見して病状を把握できるので、病院へ向かうまでの時間に、用意しておくと診察がスムーズになります。

また、ペットの病状を動画から診察してくれるwebサービスが登場しています。事前に登録をしておき、不安なことがあれば専門の獣医師に判断を仰ぐのもいいでしょう。

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