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猫といえば、一日に何度も毛づくろい(グルーミング)をしている姿をよく見かけますよね。自分で毛づくろいをすることはもちろん、多頭飼いの場合はお互いに毛づくろい姿も見かけます。これは、毛並みを整え、汚れをおとす為だけのものではなく、夏場には気化熱で体温を下げたり、冬場には体毛に空気を入れてふかふかにしたり、といった体温調整の意味もあると言われています。また、血流を整え、気分を鎮める効果もあります。そんな大事な毛づくろいをしないなんて、一体どうしてなのでしょう。

もともと毛づくろいをしていたのに、突然しなくなる3つの理由。

Lazy cat lying
「もともと毛づくろいをしていたはずなのに、最近していない気がする!」という場合。考えられる原因としては、①老化 ②病気 ③太りすぎ の3つ。

まず、老化した猫は体力が落ちていることが多く、体に対して気遣う余裕がなくなってしまいます。また、求愛や狩りの必要がないことも毛づくろいの頻度減少に影響を与えています。

さらに、老化に伴い、腎臓や心臓の病気にかかりやすくなる為、腎不全などが理由で弱っている可能性も考えられます。まだ若いから、と思っていても要注意。猫は人間の4倍ほどのスピードで年をとります。

また、腎臓の病気はなかなか症状として現れにくいため、定期的に病院で検査を受けることも重要です。もし、以前より毛づくろいの頻度が落ちているようであれば、何かのサインと考え、まずは病院で診てもらいましょう。

また、病気のほかに考えられるのは、「太りすぎ」という原因。身体に脂肪がついていることで思うように身体を曲げることができず、頭が舐めたい場所に届かないのかもしれません。その場合は、後述するグルーミングを飼い主さんがしてあげましょう。

今まで一度も毛づくろいしている姿を見たことがない!

上記のように、太っているせいで自分で毛づくろいができないという可能性も含め、稀に、もともと毛づくろいをしない猫もいるのです。特に、毛が長い長毛種の場合は、口の中で毛が絡まるのを嫌がるため、短毛種と比較して毛づくろいの頻度が低いといわれています。性別だと、メス猫に比べオス猫は放浪する習性がある為、毛づくろいの頻度が低くなります。

また、近年は室内飼いが基本となっており、なかなか他の猫と触れ合う機会が少ないですよね。早いうちから親猫と離れて暮らしていると、親猫から毛づくろいしてもらうこともなく、他の猫が毛づくろいしている様子を見ることもない為、習慣として身につかないこともあるのだとか。

このような場合も、多頭飼いをしていると、他の猫の様子を見て、自然と毛づくろいをするようになることもあります。

愛猫のために、飼い主ができること

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では、愛猫が毛づくろいをしない場合、飼い主は何をしてあげればよいのでしょうか。まず、病気の疑いがある場合は、病院に行って診察を受けましょう。異常がない場合も、飼い主が猫の代わりにウェットティッシュで身体を拭いてあげたり、専用ブラシで全身をブラッシングしてあげたりすると、毛並みを維持することができます。

また、長毛種の猫が毛づくろいをしないことで毛が毛玉のように固まってしまった場合は、毛玉の下にハサミで切り込みを入れ、縦横両方からブラッシングをしてあげることで、毛玉をとることもできます。汚れがひどい場合は、シャンプーをしてあげるのも効果的です。ノミ取り対策にもなりますので、定期的にブラッシングをし、愛猫へ愛情を伝えながら、健康管理をしてあげましょう。

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