ねこ
猫好きの人の中には、なぜか猫に嫌われてしまう人がいます。逆に、それほど興味はないのに猫の方から寄ってくるという人も。実はこれ、単なる偶然やフィーリングの問題ではなく、れっきとした理由があります。知らず知らずのうちに「猫が嫌がる飼い主」にならないために、ぜひ知っておきたいことをお伝えします。

まず、猫という生き物を知ろう

猫
よく「気まぐれ」と評される猫。呼んでも来ない、いたずらをしても反省しているように見えない、甘えたい時だけ寄ってくる、といった行動がその理由。でも、気まぐれに見えるのは人間が自分たちの価値観で判断しているからであって、猫は本能に従って行動しているに過ぎません。

もともと猫は野生では単独行動をしていた生き物。群れで暮らす犬とは異なり、砂漠地帯などの過酷な環境の中、一人で狩りをして生きてきました。「気まぐれ」「わがまま」と言われる猫の行動のほとんどは、単独行動をする性質に由来していると考えられます。

長らく人間と暮らしながらも野性を残しているのが、猫の魅力の一つでもあります。言うことを聞かせようとするのではなく、猫の性質を理解して猫に合わせたコミュニケーションを取ることが、嫌われないための秘訣です。

心当たりはない? 猫が嫌がる5つの行動

単独行動を原則とする猫は制約されることが苦手。プライベートのスペースを確保して静かに過ごすことを好みます。そんな猫の性質を無視した行動は嫌われる原因に。こんな行動、していませんか?

しつこくかまう

猫
猫好きなのに猫に嫌われるという人の多くは、「かまいすぎ」の傾向があります。猫が一人でリラックスしている時にしつこく体を触ることは、猫にとって非常に迷惑な行為です。抱っこや撫でられることが好きな猫でも、触られたくない時はあるので要注意。肉球やシッポは特に嫌がられやすいポイントなので気をつけるようにしましょう。

プライベートスペースを暴く

猫は、たいてい家の中に自分だけのスペースを作るもの。一人になりたい時や落ち着きたい時はそこへ行って静かに過ごしています。そんなプライベート空間に踏み入り、「●●ちゃん、ここにいたの〜!」と居場所を暴くことは、猫にとって不愉快です。猫は自由を愛し、プライバシーを大切にする生き物だということを理解し、そっとしておいてあげましょう。

大声を出す

猫は大きな音や声が苦手。歌を歌うと逃げ出す猫や、くしゃみや咳に怒る猫もいます。また、赤ちゃんの泣き声や子どものはしゃぐ声、男性の怒った声なども猫を怖がらせます。猫の情緒のバランスを保つためには、飼い主さんや家族が穏やかに過ごすことが大切です。

急に大きな動作をする

声と同じく、大きな動作を嫌う猫は多いもの。たとえ大好きな飼い主さんでも、突然大きなアクションをされると驚いてストレスを感じます。猫の前では常に落ち着いた態度を心がけましょう。

目をじっと見つめる

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猫にとって、相手の目をじっと見つめるのは挑発行為。ケンカに突入する前触れです。ですので、猫と目が合ったらゆっくりまばたきをするか目をそらしましょう。

目指せ、愛され飼い主! 猫が喜ぶ5つの行動

嫌われる行動が分かったところで、猫が喜ぶポイントをご紹介します。嫌われる行動は避けて、喜ぶことをしてあげる。単純なようですが、これが愛猫のハートをつかむ近道です。

おもちゃで遊ぶ

猫は動くものなら何でも興味の対象になります。特に好きなのは、ひもやリボンなどのヘビに似た動きをするものや、丸めたアルミホイルのようにカサカサ音のするもの。猫は短距離ランナータイプなので、集中して遊んであげれば短時間でも十分に満足します。逆に、まったく遊ばせずに放っておくとストレスがたまってしまうことも。1日1回5分を目安に遊んであげましょう。

かくれんぼ

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かくれんぼが好きな猫は以外と多くいます。猫が物陰からじっとこっちを見つめていたら、そっと近づいて行って猫を見つけてあげましょう。逆に飼い主さんがカーテンの裏などに隠れて愛猫の名前を呼ぶと、探しにくることもあります。

ブラッシング

ブラシを見せると飛んでくる猫もいるほど、「好きな猫は好き」なのがブラッシング。猫はセルフグルーミングを入念に行う動物なので、死毛を取り除いてくれるブラッシングは受け入れやすいのかもしれません。嫌がる場合は道具を変えてみると反応が変わることも。

マッサージ

Domestic cat face
ブラッシングと同様に好き嫌いが分かれますが、マッサージ好きの猫が多いのは確かです。特に肩から背中やシッポの付け根を軽くポンポンされるのを喜ぶ猫が多いようです。

抱っこする・なでる

性格によりますが、飼い主さんの腕の中でウトウトしたり、ソファに座る飼い主さんのお腹の上に乗ってフミフミしたり、といったスキンシップを楽しむ猫は多くいます。猫が体を預けてきたら好きなようにさせ、離れていっても追わないのが好かれる秘訣。なでて喜ぶ部位としては、あごの下や耳の付け根、顔の横などが人気です。

まとめ

猫には本能的に嫌なこと・うれしいことがあることが分かったと思います。とは言え猫にも個性があり、行動や感情にも違いがあります。愛猫の気持ちを汲み取るには、日々の観察やコミュニケーションを通じて愛猫の性質を知る努力をすることが大切でしょう。何より人間の感情を押し付けないことが、猫に好かれる飼い主さんへの近道です。

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