asian girl lying with white siberian husky puppy on bed

犬は飼い主のことが大好きで、溢れんばかりの愛情表現を見せてくれることがあります。
しかし、その表現をキャッチアップしないままの飼い主さんは多く、せっかくの犬の気持ちも一方通行となっているのことがあります。愛情表現のポイントを理解できれば、もっと愛犬との信頼関係が深まるはず。そこで今回は、犬が見せる愛情表現の意味をご紹介したいと思います。

犬は、なぜ愛情表現をするの?

犬が飼い主に対して見せる愛情表現とは、どのような行動を言うのでしょうか?もともと犬はオオカミを祖先に持つ動物です。オオカミは群れで生活する習慣があり、犬は、人間の家族を群れと認識し、生活をともにしていると言われています。

そして、犬も人間と同じように喜怒哀楽を感じていると言われています。犬の行動や表情を見ていると、確かに喜こんでいる表情、哀しみでしょんぼりしている姿などがあります。言葉が話せない犬にとって、身体を使う愛情表現でしか相手に気持ちを伝えることができません。

毎日、共に生活している飼い主のことが大好きで、その思いを伝えるために、様々な行動を見せてくれます。犬の精一杯の愛情表現の意味を知り、飼い主からも愛情をお返ししてあげましょう。

犬が見せる愛情表現

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しっぽを振って迎えてくれる

犬の喜びの表現にしっぽを振ると言う行為があります。飼い主が外出から帰ってきたら、はち切れんばかりにしっぽを振って迎えてくれる姿は、愛情表現以外の何ものでもありません。大好きな飼い主の帰宅を待っていた愛犬に、飼い主も撫でたり抱きしめたりして愛情を返してあげましょう。

顔を舐める

子犬が母親に対して甘えるときに見せる行動です。飼い主に甘えたい、もしくは親愛の情をあらわしています。

前足を乗せる

飼い主の膝の上にちょこんと前足を乗せる行動は、かまってほしいと言う合図です。

お腹を見せて寝転ぶ

急所であるお腹を見せるのは、本当に心を許している人にしか見せません。大好きな人には側にいて触れてほしいと思う人間の思いと似た思いを持っているのではないでしょうか?

自分のおもちゃを持ってくる

犬が好きなおもちゃを飼い主の側まで運んでくるときは、一緒に遊んでと誘っているのですが、自分の大切なおもちゃを、大好きな人と共有したいと言う愛情表現でもあります。

犬は飼い主の心を察知している?

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もし飼い主が悲しさのあまり泣いている姿を愛犬に見せると、多くの犬は心配げに見つめたり、優しく側に寄りそってくれることが多いです。涙をペロペロ舐めてくれる犬もいます。

そんなとき犬の表情を見てみましょう。きっと泣いている飼い主と同じように切ない顔をしていますよ。落ち込んだ時に愛犬に癒された経験がある飼い主はとても多いのではないでしょうか?

また、飼い主と楽しく遊んでいるときの犬の表情はどうでしょう?まるで笑っているような表情をしていませんか?目をキラキラさせて笑顔を見せてくれる犬は、本当に嬉しそうで幸せなのでしょう。

そんな犬ですが、実は嫉妬をすることがあります。それは多頭飼いを始めた時に見られます。先住犬は新しく飼う犬に飼い主を取られた気持ちになり、新しく飼う犬をいじめることがあります。ごはんを上げる順番も、声を掛ける順番も、先住犬を優先することでこの嫉妬心は無くなります。嫉妬するほど飼い主に対しての愛情が深いと言うことですね。

関連リンク:「犬の世界にもイジメはある?いじめが起こる理由と対策について

まとめ

犬は一緒に暮らす飼い主の心を移す鏡のように、心の浮き沈みを察知します。犬は忠実な動物であると言われますが、犬は決して飼い主を裏切ることはありません。それは愛情深い動物であると言う証ではないでしょうか?