あなたは猫を室内で放し飼いをしていますか?または、ケージで飼っているでしょうか?猫を室内で放し飼いをしていると、トラブルはつきものです。壁の爪とぎ等、猫に困らされることもあるでしょう。それでは、ケージ飼いは安全なのでしょうか?いいえ、猫をケージ飼いするには、様々なリスクが伴います。猫のケージ飼いが事故の原因にならないためにも、注意点をしっかりと認識しておきましょう。
子猫の頃からケージに慣れさせる
長い間室内で放し飼いをしていた猫を、突然ケージ飼いにすることは、無理があるでしょう。今まで自由に動き回れていたのに、ケージの中でじっとすることは、猫の大きなストレスになってしまいます。飼い主が外出するときの短時間であれば問題はないでしょうが、長時間猫をケージで飼いたいのであれば、子猫の頃からケージで飼い、ケージに慣れさせることが必要です。
足がひっかからないように注意
猫は狭い場所が好きです。そのため、ケージの中でも猫は狭い隙間に入りたがるでしょう。そこで、ケージの柵に足を引っかかってしまうことがあります。それが原因で骨折等の怪我になってしまう危険性も考えられます。猫をケージ飼いするときは、猫が隠れることが出来るような安全なベッドを用意し、なるべく狭い隙間を作らないようにすると、足を挟んでしまう可能性は低くなるでしょう。
また、留守番のときのみケージを使用する場合は、ケージの天井部分も気を付ける必要があります。天井部分に足を挟まってしまうことも考えられますので、ケージの天井部分にケージと同じくらいのサイズの板を置いてあげると、そのリスクも回避することが出来るでしょう。板の上に毛布等の滑り止めを敷くとなお安全です。
猫に首輪は絶対につけないように
猫のケージ事故で一番多いのが、首輪がケージに挟まってしまう事故です。首輪がケージに挟まってしまうと、当然ですが窒息してしまい、見つけるのが遅ければ命に関わる可能性が高いです。特に、首輪に鈴がついているものは、鈴部分がケージに絡まりやすいため、特に危険といえるでしょう。そのため、室内飼いであり、脱走等の可能性が少ない場合には、猫に首輪をつけることはおすすめ出来ません。
なるべく飼い主が家にいるときは猫をケージから出してあげましょう
いくら子猫の頃からケージに慣れているからといっても、ケージに閉じ込めっ放しであれば、猫はストレスを感じてしまいます。ケージの中では満足に走り回ることも出来ないので、飼い主が家にいるときには、なるべく部屋に放してあげると、猫は気分転換になるでしょう。
もちろん、一緒に遊んであげると、猫は喜びますし、ストレス解消にもなります。猫が長時間ケージに閉じ込められ、自由がない状態でストレスが溜まると、なんらかの病気の原因にもなる可能性があります。猫は自由気ままな性格であるため、部屋を自由に歩き回り、リラックスさせてあげることも必要です。
ケージの中が好きになるように
どうしてもケージに長時間入れなければならないときには、猫が快適に生活出来る環境を整えてあげましょう。きれいなトイレ、十分な飲み水、猫の好きなおもちゃ、安全なベッド等を準備することで、猫はストレスが少なくケージの中で生活が出来るでしょう。
まとめ
猫をケージ飼いするのは、メリット・デメリットがあります。ケージ飼いの一番のメリットは、室内での事故防止ですが、ケージの中は必ずしも安全だとは限りません。最悪の事故から猫を守るためにも、飼い主がしっかりと猫の事故のリスクを解消してあげるようにしましょう。