Hungry labrador retriever

犬は、本能的に”食いだめ”をするため、よく食べる動物だと言われています。とはいえ、極端な暴食をする場合は、なんらかの異常があるかもしれません。暴食には、飼い主さんとの関係が影響しているストレスや重大な病気など、様々な理由が考えられます。お家の愛犬が過食気味の場合は、以下の原因を疑ってみましょう。

■ 食べ過ぎる愛犬、考えられる病気とは

こんなに食べて大丈夫かな?と心配になってしまうことがあるかもしれません。それは、重大な病気の症状である場合や、いままでの治療の副作用として出てしまっている場合があります。

過食で疑う病気には、糖尿病やクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)などがあります。これらの病気の場合、命の危険があるので、早めに獣医師に相談しましょう。暴食だけでなく、多飲多尿などほかの症状も合わせて出てくることもあります。

◎イヌの糖尿病とは?

糖尿病

◎イヌのクッシング症候群とは?

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

■ 手術や薬が影響している可能性

close up of vet with stethoscope and dog at clinic

また、避妊去勢手術や長期服用している薬の影響で、満腹中枢に異常をきたし、食欲が増してしまうことがあります。避妊去勢を行うと、ホルモンバランスが崩れます。また、基礎代謝が落ちることもあり、食欲が出て太りやすくなるともいわれています。

認知症になった犬が、暴食をしてしまうというケースもあります。食欲低下気味だった高齢犬が、急に食べることに対して執着心をもってしまうことも。認知症の場合は、少しずつ愛犬の食欲や食事ペースに変化が現れますので、カロリーコントロールに注意するようにしましょう。

■ ねだると食べることができると覚えている場合

飼い主さんが食事をしている時に、ついつい愛犬に食べ物を与えてしまうという行動をしていないでしょうか?犬は賢い生き物で、「ねだるとおいしい物をもらえる」ということをしっかり覚えています。欲しがるたびに与えていると、肥満の原因になるばかりか、愛犬との主従関係にまで影響を及ぼします。1日に必要なカロリー分だけを与えるようにしましょう。

犬はもともと与えれば、その分食べてしまいます。食いだめをするのは、本能的な行動ですので、胃袋に何か入っていても、さらに食べようとしてしまうのです。さらに食欲旺盛な場合、どんどん食べようとしてしまいますので、与えているとひっきりなしに要求するようになってしまいます。

おやつを与える習慣がある場合も注意が必要です。おやつは、トレーニングの途中のごほうびなど、決められたタイミングで与え、愛犬が勝手に要求することのないようにしつけておきましょう。もちろん、急にやめることはストレスになりますので、少しずつ、カロリー計算しながら減らしていくとよいでしょう。

■犬の暴食を止めるための対策

Dog is waiting for feeding.

食欲旺盛な犬にとって、急に食事やおやつの量が減ってしまうことは、ストレスにもつながってしまいます。犬のあきらかな暴食が止まらない場合は、まずは獣医師に相談し、必要に応じて検査を行うことも大切です。しかし、その他の理由の場合は、愛犬との生活の見直し、食事の見直しが必要です。

おやつをやめたくない場合は、一日分のフードから数粒をおやつにします。また、食事量やカロリーは変えずに、1回あたりを少量にし、回数を増やしていくとよいでしょう。

また、ダイエットフードや、一気食い防止のフードボールなども販売されていますので、利用してみてもよいでしょう。食べることがストレス解消になってしまっている愛犬の場合は、運動や遊び、家族とのコミュニケーションなど他の方法でストレス解消をしてあげましょう。

■ まとめ

犬の暴食は、愛犬の要求吠えやリーダーとの関係性崩壊、肥満や体調悪化に繋がります。なんらかの重大な病気の兆候になることもありますので、愛犬の食事ペースをしっかり見て、カロリーコントロールをしましょう。愛犬の欲求の赴くままに食事を与えるのではなく、栄養管理されたフードを適切な量で与えるようにしましょう。