猫 嘔吐 原因
猫が嘔吐した!すぐに病院に連れて行ったほうがいいの?と、猫が嘔吐したことで焦ってしまうことはありませんか?猫が突然嘔吐すれば心配になりますし、具合が悪いのであれば、すぐに治してあげたいのが飼い主の気持ちでしょう。

そんなとき、猫の嘔吐の原因を理解しておくことによって、万が一のときの対応ができますし、今後猫と生活をする上で必要な知識です。猫の嘔吐の原因と対策についてご説明いたします。

毛玉を嘔吐する

猫 嘔吐 毛玉

毛玉を嘔吐する原因

猫の嘔吐の中でも多いのが、毛玉を吐くことです。猫は毛づくろいをしている際に抜け毛を飲み込んでしまい、胃の中に毛玉ができてしまうことがあります。そのまま毛玉が体内に残ってしまうと、毛玉が腸に詰まってしまう恐れがありますので、それを防ぐために猫は毛玉を嘔吐します。抜け毛が多い季節には、特に抜け毛を飲み込んでしまいやすくなるため、注意が必要です。

また、長毛種の猫のほうが毛玉ができやすいことも覚えておきましょう。しかし、そもそも猫は毛玉を吐きやすい動物であり、定期的に毛玉を吐かず、便と一緒にも毛が排出されない場合には、毛玉が腸に詰まってしまわないように、毛玉を吐かせるケアも必要です。

毛玉対策

日頃から、よくブラッシングをしてあげることが、毛玉対策としては最善でしょう。また、猫の毛玉ケア用のキャットフードが市販されていますので、それを与えることもひとつの方法です。

そして、毛玉をあえて吐かせるようにするにはペットショップやホームセンターで販売されている猫草を与えることをおすすめします。猫草が猫の胃を刺激するため、毛玉を吐きやすくなります。

しかし、猫草は必ず与えなければならないものではないため、無理に与える必要はありません。毛玉ケアのキャットフードも、猫によって効果に差があるため、しばらく続けてみて、毛玉を吐かなくなってくるかを見てあげると良いでしょう。ブラッシングは、抜け毛対策と同時に、猫とのコミュニケーションも図れるため、こまめなブラッシングを習慣にするとよいでしょう。

早食いによる嘔吐

猫 嘔吐 早食い

早食いによる嘔吐の特徴

ごはんが大好きな猫に多いのが、早食いによって生じる嘔吐です。この場合、キャットフードの形を保ったままの状態で嘔吐をするのが特徴で、わかりやすいです。消化される前のフードが嘔吐によって食道を通るため、細長い嘔吐物が確認できます。

早食いへの対策

早食い対策として、キャットフードではなく、食器を気にかけてみることも必要です。早食い対策ができる食器は、内部がデコボコになっており、猫にとって食べづらい形をしています。そのため、キャットフードを食べるスピードも自然とゆっくりになるでしょう。また、キャットフードを少量ずつ与えることも早食いを抑え、嘔吐対策になります。大体3、4回に分けてキャットフードを与えると良いでしょう。

嘔吐物に血が混じっている場合は、すぐに動物病院へ

猫 嘔吐 対策
上記のように、毛玉や早食いが原因となっている嘔吐の場合は、吐いた後もたいてい猫はケロッと元気にしていて、具合の悪いようなそぶりはしないでしょう。

ですが、毛玉を吐いていたとしても、その後ぐったりとしている場合には動物病院へ連れて行くことをおすすめします。嘔吐物に血が混じっていたりした場合は、猫の体内で何らかの異常が起きている可能性がありますので、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。嘔吐物に血は混じっていないが、何度も嘔吐することがあります。場合によっては、半日~1日程キャットフードを与えずに絶食をさせると症状が改善する場合があります。

しかし、子猫の場合には絶食によって低血糖を起こす危険もあるため、絶食はお勧めできません。また、成猫であっても一回食事を抜いて様子を見ても、嘔吐が続くようであれば、獣医師に一度診察してもらうことをおすすめします。

まとめ

猫は、私たち人間に比べて頻繁に嘔吐をする動物です。とはいえ、嘔吐をしたときに飼い主さんが気を付けるポイントは、嘔吐後に元気があるかないか、嘔吐が何度も続いていないか、嘔吐物が消化されたものか未消化なものか、そして血が混じっていないかなどです。毛玉や未消化なキャットフードを吐いて、その後も元気がある場合には、そこまで心配する必要はないかもしれません。しかし、何度も吐く、吐いた後ぐったりしているといった場合には、動物病院で診察を受けましょう。また、元気があるのにたびたび嘔吐を繰り返す場合には、与えているキャットフードが猫に合っていないことも考えられますので、そのキャットフードを持参の上、獣医師に相談してみましょう。

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