「ペットは家族」という意識は今や当たり前。ペットとの暮らしを、より豊かで安心なものにするためのサービスもたくさん登場しています。そこで、ペットの飼い主さんにとって何かと便利な、頼れるサービスをまとめてみました。
お留守番をサポートするサービス
日々のお留守番から、飼い主さんの旅行や入院といった長期不在まで。ペットにお留守番をしてもらう機会は少なくありません。そんな時に頼りになるサービスをご紹介します。
ペットホテル
旅行や出張で何日か家を空ける際、ペットの預け先として候補に挙がるのがペットホテルです。基本的に24時間営業で施設の規模がそれなりに大きいところが多いので、空きも多く利用しやすいのが特徴です。また、お散歩メニューを設けているホテルも多く、運動不足になる心配もありません。中には動物病院に併設されたホテルもあり、体調を崩した時にも安心です。
ただ、他のペットと同室になったり近い距離にケージが置かれたりするケースが多く、愛犬や愛猫がストレスを感じる可能性があります。また、慣れない環境に置かれたペットが帰宅後に体調を崩す例もあるため、利用する際には日数やペットの性格などを考慮したほうがよさそうです。
ペットシッター
ペットシッターとは、飼い主さんの不在に自宅を訪問し、ペットの世話を代行する職業のこと。食事やトイレの世話はもちろん、散歩の代行や動物病院への通院代行、老ペットの介護など、さまざまなサービスに対応しています。
シッターを依頼する最大のメリットは、ペットが生活環境を変えずにお留守番ができること。自分のテリトリーではない場所で他のペットの気配を感じながら過ごすよりも、住み慣れた我が家で世話をしてもらえるほうが、ペットのストレスは圧倒的に少なく済みます。
ただし、留守中に他人を家に入れることになるため、信頼できる相手かどうかをきちんと見極めることが大切です。きちんとしたペットシッターは事前打ち合わせを綿密に行い、明確で細かな利用規約を用意しているので、そのあたりもしっかりとチェックしましょう。
見守りカメラ
部屋の中に小型カメラを設置し、留守中のペットの様子を外出先からスマートフォンでモニタリングすることができます。気になる愛犬・愛猫の様子をリアルタイムで確認できる安心感があります。
さまざまなメーカーから見守り用のカメラが発売されていますが、動き回るペットをうまくカメラにおさめるためには、撮影範囲が広いものを選ぶとよいでしょう。また、暗い場所でも撮影できること、スマートフォンを通じてペットに話しかけられる音声機能が付いていることも大事なポイントです。
とは言え、部屋数が多い家でペットが部屋を行き来する場合は、なかなかカメラにおさまらないことも。
健康をサポートするサービス
犬・猫ともに平均寿命が伸び、高齢化も進んでいます。ペットの健康管理は飼い主さんの重要な役目です。ペットの健康サポートに役立つ2種類のサービスをご紹介します。
WEBで獣医師に健康相談
ペットの急な体調不良の際に、WEBで獣医師に健康相談ができるサービス「PET’S ALL RIGHT」。経験豊富な獣医師が24時間いつでもWEBで相談に応じてくれるので、近くに動物病院がない場合や夜間に心強い存在です。
使用料は月額1,580円（税別）で、最大8頭のペットの健康相談が何度でも可能。動物病院へ連れて行ったほうが良いか、緊急性が低いのでひとまず様子を見てよいかなども含めて診察してくれるので、困った時にはまず相談してみるとよいでしょう。
病気の相談だけでなく、獣医師による月1回の健康チェック、専門家によるしつけ相談やフード相談も利用でき、ペットとの暮らしを幅広くサポートしてくれるサービスです。
ペット保険に加入
ペットの通院や入院では人間のように保険がきかないため、治療内容によっては高額の支払いが発生する可能性があります。そんな時ペット保険に加入していると、自己負担額が軽減します。病気やケガはいつ襲ってくるか分からないため、備えとして加入しておくのも一つの手です。
ただし、保険会社によっては通院日数や支払い上限額などにも差があるため、加入する場合は自分のペットに合うプランをじっくりと検討しましょう。また、上記の健康チェックサービスなどを活用して、病気を未然に防ぐ努力をすることも大切です。
まとめ
ここでご紹介したもの以外にも、ペットのための便利なサービスは増えています。必要になった時に慌てて探すことにならないように、普段からどんなサービスがあるのか、種類や内容をチェックしておくとよいでしょう。
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