あなたは愛犬に尊敬されていると感じますか?また、尊敬されていると感じるときは、どのようなときでしょうか。言うことを聞いたとき?呼んだらすぐに走って来るとき?愛犬に尊敬されるということは、しつけがしやすくなり、飼い主に対して従順に行動してくれることが期待できます。
しつけが徹底していれば、ほかの人や犬に迷惑なことをしたり、無駄吠えをしなくなったりと、お互いに穏やかな生活をすることができるでしょう。犬に尊敬されるタイプの人物像について、ご説明いたします。
どんなときでも落ち着いている
犬は、生活をしていて様々なことで驚いたりすることがあります。例えば、外で雷が鳴ったり、散歩中に車にクラクションを鳴らされてしまったり、ほかの犬に吠えられたりするときです。
そこで、愛犬が驚いたり怖がったりしているときに、飼い主も一緒に驚いたり怖がったりしていては、愛犬は誰を頼りにして良いかわからなくなってしまいます。どんな状況でも飼い主がどっしりと構えていることで、愛犬は「この人といると何が起きても大丈夫!」と考えるようになります。
犬に対して感情的にならない
あなたは犬を叱るときに、どのような?り方をしていますか?実は、子どもにするような長々とした説教は犬にとっては逆効果なのです。なぜこれを行うとダメなのか、というのは犬に説明しても犬はなかなか理解することができません。
それよりも、現行犯で悪さをしているときに「ダメ!」と端的に叱るほうが犬には効果的です。説教のような叱り方をしてしまうと、愛犬は「この人は楽しくない人だ」と認識してしまい、尊敬の念が薄れてしまいます。
愛犬と一緒に寝ない
愛犬家のほとんどは、愛犬と一緒に寝ることを毎日の楽しみにしていると思います。しかし、愛犬にとって、飼い主と一緒に寝るということは、飼い主と同じ立場にいると勘違いしてしまう原因になります。犬は集団生活をする動物であり、立場が上の動物のテリトリー内で寝ることはありません。
しかし、毎日愛犬と一緒に寝てしまうと、愛犬を勘違いさせてしまい、言うことを聞かなくなってしまったり、飼い主の立場を下と見なしてしまうことも考えられます。そのため、病気や怪我等ですぐに体調の変化に気が付きたい人以外は、愛犬と一緒に寝ることはおすすめできません。
愛犬と頻繁に目が合う
愛犬は、信頼している人とのアイコンタクトをとても重要視しています。犬にとって相手の目を見ることは信頼している証拠。よく散歩をしている人で、犬は飼い主の目を見ながら歩いているのに、飼い主は前を見ていたり、犬のほうを見ずに歩いていることがあります。
それが続いてしまうと、愛犬は「飼い主は自分のことを好きじゃないんだ」と感じてしまい、飼い主のことを尊敬しづらくなってしまいます。そのため、なるべく散歩中は愛犬とアイコンタクトをし、目が合うたびに声をかけてあげたり、褒めてあげると愛犬はとても喜ぶでしょう。
飼い主が先に食事をする
一緒に寝ることと同様に、犬の世界では上の立場にいる順で食事をします。そのため、飼い主と愛犬が同時に食事をすると、愛犬は飼い主と同じ立場にいると考えてしまいます。そのため、夜が遅くならない限り、はじめに飼い主が先に食事をするようにしましょう。
まとめ
犬に尊敬される人のタイプをまとめると、「愛犬に愛情を注いでいるが、しっかりと愛犬と自分との立場を保っている人」だと考えられます。もちろん愛犬は家族であるため、愛情を持って接することは大事です。しかし、一線を越えずに、愛犬よりもあくまで立場で上に立ち続けることも、愛情と同じくらい重要であることを覚えておきましょう。