野良猫 生活
あなたの住んでいる街には野良猫はいますか?昔に比べて野良猫を見かける機会は少なくなってきていますが、まれに路地裏や車の下等で野良猫を見かけることがあると思います。その野良猫たちは、毎日どのような生活を送っているのでしょうか?野良猫の生活事情についてご紹介いたします。

メスの野良猫は集団行動をする

野良猫 何してる
メスの野良猫は、ライオンさながらに群れを作って生活をすることが多いです。基本的にはメス猫と子猫を中心とした生活をしています。子猫の中でもオスの子猫たちは、大体1歳から2歳になる頃には自立をして群れから離れますが、メスの子猫たちは母猫と共に生活をします。

群れで生活をすると言っても、四六時中ともに生活をしているわけではなく、縄張り内で各々食料を求めて行動範囲内で生活をしています。集団行動をするメス猫たちは、安定した食料を確保していることが多く、近所にごはんを与えてくれる人がいたりします。そのため、集団行動をするメス猫たちは、行動範囲はそこまで広くはありません。

もちろん単独で行動するメス猫もおり、単独行動をするメス猫は、主にネズミ等の野生動物を食料にすることが多いため、自然と行動範囲は広くなります。単独行動をするメス猫が、集団行動をしているメス猫たちの仲間に入ることは難しいため、集団行動をするためには繁殖をするためにオス猫を探す必要があります。

オス猫は基本的に単独行動をする

野良猫 生活 特徴
オス猫は、マイペースに単独行動をすることが多いです。行動範囲は広く、メス猫の発情期になると、その行動範囲は3倍以上になるとも考えられています。オス猫は、様々なメス猫と交尾をするために至る場所を渡り歩き、交尾をしていきます。

そして発情期が終わると、また放浪をして生活をします。オス猫がその後子育てに加わることはなく、その理由は近親交配を本能的に避けていると考えられています。

毎日の生活に重要な「食事」について

野良猫
野良猫はどのように毎日の食事をしているのでしょうか?野良猫の食事の事情は、非常に過酷なものです。まず、猫は肉食動物であるため、動物性タンパクが必要になります。

そのため、ネズミやカエル、鳥等を食べて栄養を摂らなければなりません。それには狩りの能力が必要であり、狩りも毎日安定して成功をすることがあるとは限りません。そのため、野良猫は食料を求めて放浪をし、ゴミを漁って食べられるものを探したり、近所の人からごはんを与えてもらって生活をしています。

冬になると野生動物は冬眠をしたり、街中に姿を現すことが少なくなるため、さらに過酷な生活が続きます。空腹と寒さとの闘いです。暖をとるための場所を探さなければなりませんし、食料の確保もしなければなりません。また、飲み水も簡単に手に入るわけではなく、雨水や人間の生活から出る水を飲んでしのいでいることが多いです。野良猫は、決して健康的であるとは言えない生活をしています。

野良猫の問題

野良猫 生活
野良猫が生活している近所の人たちは、野良猫たちの糞尿や爪とぎによる被害があるため、迷惑と感じている人も少なくありません。そのため、野良猫へごはんを与えることも決して良いこととは言えません。野良猫にごはんを与えるということは、野良猫の寿命を延ばすことに繋がります。

野良猫は、基本的に毎日楽しく生活をしているわけではありません。そのため、野良猫が繁殖するということは、良いこととは考えにくいです。一部の地域では、地域猫と呼び、野良猫を保護したあとに避妊手術をし、再び野良猫として生活をさせるといった対策をしています。そうすることで、野良猫の生活環境を害することなく、時間が経つにつれて自然と野良猫の数が減っていくのです。

まとめ

野良猫は、自由奔放に生活をしているように見えますが、非常に過酷で、猫好きであればかわいそうと感じてしまうような生活をしていることが多いです。野良猫がいなくなり、すべての猫が幸せに生活をすることができるように、私たち人間にできることを考えてみてはいかがでしょうか。

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