猫 マタタビ なぜ
猫の大好きなものとして、代表的なものがマタタビ。爪とぎやおもちゃ等、様々な猫のグッズにマタタビ入と記載されているものがあります。実際に猫にマタタビが含まれたものを与えると、身体をスリスリとこすりつけたり、喉をゴロゴロと鳴らして嬉しそうな仕草をします。そもそも、マタタビとは何なのでしょうか。猫がつい夢中になってしまう、マタタビという植物についてご説明いたします!

猫にマタタビを与えるとどうなるの?


猫にとってマタタビとは人間にとってお酒のようなもので、マタタビから出るフェロモンにより猫が興奮状態になります。お酒と異なる点として、マタタビによる興奮状態は「性的に興奮した状態」という点です。そのため、オス猫であれば特にマタタビは効果的でしょう。

少量のマタタビを猫に与えた場合には、性的に興奮した状態まではいかずにリラックスして心地よい状態になります。そのため、猫にマタタビを与えると、喉を鳴らして気持ちよさそうにしていることが多いのです。また、マタタビに依存性はないため後遺症のような心配は少ないです。適量のマタタビを与えると、猫は人間でいうところの「ほろ酔い」状態になり、気分が良くなります。

猫がマタタビで興奮する原因

マタタビに含まれている「マタタビラクトン」と「アクチニジン」という成分が、猫の中枢神経を麻痺させ興奮状態になります。この2つの成分のほかに猫のよだれを促進する「β-フェニルエチンアルコール」という成分も含まれています。これらが、マタタビが猫を興奮させる原因になっています。

マタタビは適量を与えましょう

猫 マタタビ 興奮
マタタビはごく少量でも猫が興奮状態になります。そのため、猫にマタタビを与える際は0.3g程度で十分です。また、マタタビは粉末にしたものから液体、実、枝、葉の順で効果が強くなります。猫のおもちゃ等に付属しているマタタビはほとんどが粉末状ですが、猫には十分効果的ですので問題はありません。

マタタビの与える量に気を付けないと命の危険も

猫に多量のマタタビを与えてしまった場合、中枢神経を麻痺させ最悪の場合呼吸困難になり死に至る可能性があります。また、子猫や妊娠中の猫にはマタタビは効果がありませんので与える必要はありません。

猫にマタタビを与えることは少量であれば猫は気分が良くなりますが、与える量によっては危険だということを覚えておきましょう。同様に、閉まっているマタタビのフェロモンから猫がマタタビを探し出してしまう可能性もあるため、マタタビを保管する場合には絶対に猫の手が届かない場所に保管するようにしましょう。

マタタビはうまく使用することでしつけやコミュニケーションに使える

猫 マタタビ
マタタビは適量をうまく使用することで爪とぎの場所を教える際のしつけや、おもちゃにマタタビの粉末をふりかけて、おもちゃで猫と一緒に遊んだりするコミュニケーションの道具になります。

マタタビは適量を効果的な使用をすることで、猫に悪影響を与えることはほとんどありません。人間のタバコやお酒のように依存性がなく、猫の食欲がないときやストレスが溜まっていそうなときにマタタビを効果的に使用すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。マタタビを与えることで、およそ8割の猫がリラックス状態になるといわれています。マタタビは、元気が出たり、リラックス効果があったり、しつけにも使用できる万能な植物です。しかし、マタタビは毎日与える必要はありません。あくまで猫にとっての嗜好品という位置づけです。それを忘れずに、効果的にマタタビを使用し、猫との生活をより豊かなものにしていきましょう!またマタタビ以外にも猫のフェイシャルフェロモン化合物のスプレーも商品化されており、スプレーをするとリラックス効果があると言われています。使いやすいものを適宜使いリラックスできると良いですね。

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