猫 梅雨 眠い
いつもマイペースで部屋でゴロゴロと寝転んでいることが多い猫。猫は1日に大体14時間前後睡眠をします。その中でも梅雨の時期は愛猫がよく眠っていることはありませんか?1日の大半を睡眠に費やしている猫が、梅雨時は特に眠くなってしまう理由についてご説明いたします。

低気圧が原因で眠くなる

猫 梅雨 眠る 理由
「猫が顔を洗うと雨が降る」という言葉を聞いたことはありませんか?実は、これは迷信ではない可能性が高いです。低気圧が近づくと湿気が多くなるため、気圧の変化に敏感な猫はヒゲが湿気により重くなることで、ヒゲがむずがゆくなり顔を洗ってしまうのです。

低気圧になると身体がだるくなるのは私たち人間も同様です。猫も同じく低気圧による雨の日は、身体が重くなってしまいます。何もする気が起きなくなり、1日中寝て過ごすことが多くなります。そのため、雨の日が続く梅雨時は、猫がだるくなり眠そうにしているのでしょう。

狩りができない

猫の本能により、狩りをすることがインプットされています。雨の日は獲物も活動をするのを控えますし、狩りをしても思うような成果が出ないことが多いです。
そのため、梅雨時の猫は「明日以降の狩りに備えて、今のうちに休んでおこう」ということになり本能的に眠くなってしまいます。

日光が出ないため身体が目覚めない

猫 眠る 理由
人間も同じ現象が見られますが、猫が休んでいるときはメラトニンというホルモンが身体中に分泌されています。日光を浴びるとメラトニンの分泌が抑えられ活動的になります。

梅雨時には日光が出てこないためメラトニンの分泌を抑えることができずに身体が休息を保ったままになってしまいます。日光が出ないと私たち人間もやる気が起きてきませんが、猫も同じような状態なのです。

身体が濡れるのが嫌だ

子猫の頃から慣れさせていない限り、シャンプーが好きな猫は少ないでしょう。猫はもともと身体が濡れることを嫌う動物です。そのため、梅雨時に行動をすると身体が濡れてしまうのを嫌がり、それであれば寝て過ごそうという考えに至ります。

猫は実は深い眠りについていない

猫 梅雨 眠くなる理由
私たち人間も、雨の日に友人から誘いの連絡がきてもなかなか重い腰が上がりません。猫は1日の大半が寝ているといっても、ほとんどがレム睡眠です。レム睡眠とは深い眠りについていない、いつ敵に襲われても逃げることができるように浅い眠りの状態が多いです。

約14時間の睡眠の中で、深い眠りであるノンレム睡眠は約3時間程。1日中部屋でだらだらと寝ている猫でも、深い睡眠をとっている時間は少ないため、考えているよりも毎日の疲れがとれていないかもしれません。

そのため、梅雨時は特に猫の睡眠時間が多くなる時期であるので、このタイミングで猫の疲れをとってあげるようにすると良いでしょう。

まとめ

猫も私たちと同じように、梅雨時は気分と共に身体もどんよりも重く、だるくなってしまいます。梅雨時には、猫の気持ちも考え飼い主と共に室内でゆっくりするのも良いかもしれません。しかし、ONとOFFの切り替えは大事です。一緒に遊べる時間にはおもちゃなどでストレス解消、運動させるのもよいでしょう。

また、猫が1日中寝ているからといっても、お腹は減りますので、フードと十分な水は必ず与えるようにしましょう。湿気による体調不良の場合も考えられますので、猫が普段と違う行動をしないか観察するようにすると良いでしょう。

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