夏休みも近づき、愛犬とのおでかけも増えてくる季節。でも実は、ペットと一緒のドライブには数多くの危険が潜んでいます。そして、ふだんは家の中にいることの多いワンちゃんにとって、慣れない車でのおでかけにはストレスもつきもの。安全対策をはじめ、快適なドライブにするために、どんな工夫ができるでしょうか?
photo by thelovelypuddles
■車内で騒ぐ愛犬用に。ドッグシートの設置!
ドライブ中の愛犬は、どんな様子でしょうか?ワンちゃんの中には、とにかくかまって!という甘えん坊さんも。飼い主さんが運転していようが、彼らにとっては関係ありません。仕方なく片手運転で頭をなでなで、なんてしていませんか?命に関わるので、これは絶対にダメ!
そんな時に役立つのが、チャイルドシートならぬドッグシート。助手席や後部座席に設置して利用します。飼い主さんの膝の上は、ワンちゃんが大好きな場所のひとつですが、どちらにとっても危険です。愛犬が慣れない車内でも落ち着いていられるよう、ベッドやドッグシートを用意しましょう。
■車酔いしたらどうしよう・・・・
ドライブ中、もしも愛犬が車酔いしたら大変ですよね。車酔い対策には酔い止めの薬が一番効果的。動物病院に行けば、ペット用の酔い止め薬を処方してもらえます。人間用の薬は、ペットには強すぎたり用量が異なる事が多いので、使用しないでください。
酔い止め薬がなくても、簡単な処置で車酔いを軽くする事ができます。耳の先端にある耳尖というツボを鍼で刺激すると、車酔いの症状が軽減することがあります。まだ広く普及している方法ではないですが、いざという時に試してみるといいかもしれません。
他には、「子犬のうちから車に慣らしておく」「車内のにおいを控えめに」「直前の食事は控える」など、従来の対策も。せっかくのドライブ、愛犬の車酔いにも気をつけてあげましょう。
■リードで「繫ぐ」
車に乗るとどうしても興奮して、ドッグシートに収まってくれない…そんなワンちゃんもいますよね。そんな時頼りになるのは、やはりふだん使っているリード。暴れて窓の外に飛び出しちゃう、なんて事故も防ぐ事ができるので、ぜひドッグシートと合わせて利用してください。
リードを使う際には、長さに注意。長すぎるとせっかく付けていても効果がありません。いつもより短めに付けてあげましょう。そして、ワンちゃんの位置はなるべく低い場所に。高い場所だと、急ブレーキを踏んだ時に滑り落ちてしまう事があります。
どこに出かけるにも、愛犬とは一緒にいたいもの。ワンちゃんの命を守り、快適なおでかけを実現するために、以上3点に気をつけてあげましょう。