犬 舐める 理由
愛犬が何だかもぞもぞしているなと思ったら、自分の体をなめていることはありませんか?それも長い間ペロペロとなめ続けているときは、もしかしたら何か原因があるのかもしれません。愛犬が体をなめ続けるときの理由についてご説明いたします。

自分の体をきれいにしている

犬 自分 舐める
グルーミングといわれる、毛づくろいのひとつです。体中をペロペロとなめ続けるのは、私たちが毎日洗顔をするのと同じ感覚です。特にきれい好きな性格の犬は、長い時間グルーミングに時間を費やすでしょう。

同じ部位をなめ続けている場合は注意

ペロペロと長時間、同じ部位をなめ続けている場合には、注意が必要かもしれません。ダニやノミ等が原因となり、アレルギー症状から体がかゆくてなめている場合があります。

また、外で遊んだあとやドッグランの後に体の同じ部位をあめ続けているときは、その部位が怪我をしている場合も考えられます。また、皮膚の疾患が原因でかゆみが発生しているときにも、犬はペロペロと同じ部位をなめ続けるでしょう。

手をなめ続ける、噛み続けるのはストレスが原因?

犬 手 なめる
まれに犬が自分の手をなめ続けていて、放っておくとガジガジと噛んでいることがあります。これは、先ほど説明したとおり、手があまりにもかゆいため、噛んでいることもありますが、ストレスが原因となっている場合も考えられます。

犬の1日の楽しみはごはんと散歩、そして何よりも飼い主とのコミュニケーションを楽しみに生活しています。飼い主とのコミュニケーションが足りていないと、犬はストレスが溜まり、手をなめ続けたり、自傷行為をしてしまいます。毎日の散歩を含め、犬とのコミュニケーションの時間をしっかりととることで、手をなめ続ける等の行為は徐々になくなっていくでしょう。

飼い主と離れ離れになり不安

これもストレスの一部ですが、分離不安の犬は、飼い主と離れるとストレスから手や足をなめ続けてしまいます。留守番が苦手な犬に多く、なかなか治すのは難しいです。帰宅時に思い切り可愛がったり、外出するときに犬に声をかけたりすると、分離不安は進んでしまいます。

犬に対してかわいそうという気持ちで「いってきます」や「ただいま」の声かけをするのでしょうが、そういった行動自体が、犬に対してストレスを溜めさせる原因となってしまいます。そのため、外出時には何も言わずに外出し、帰宅時にはまずは飼い主が室内着に着替えたり、一通り帰宅後にやることを済ませたあとに犬を構ってあげると、徐々に分離不安は解消されるでしょう。

また、留守番をするとストレスが溜まってしまい犬に対しては、室内におもちゃ等を置くことで、自分の体をなめたり噛むことなく、おもちゃで遊んでくれるでしょう。

自分の鼻や口まわりをなめているときは少し焦っている

犬 舐める 原因
犬を叱ったときに、犬が自分の鼻や口まわりをなめることがあります。これは、犬が反省をしているサインです。人間が緊張して唇が乾き、唇をなめるのと同様、犬も緊張感から自分の鼻や口まわりをなめ、自分の気持ちを落ち着かせているのです。

まとめ

犬が体をなめ続けるのは、グルーミングであれば放っておいて問題ありませんが、ストレス等の犬からのサインである場合には、何らかの対処が必要になるでしょう。毎日のコミュニケーションの時間を長くしてもなかなか改善がされない場合は、精神的な病気の可能性も少なからず考えられます。その際には、動物病院へ連れて行き、一度獣医師へ相談をしてみることをおすすめします。人間同様、犬も精神的な病気は素人に治すことは難しいため、獣医師と共に改善方法を話し合い、様々な方法を試してみると良いかもしれません。病院に行った方がいいかなと迷った場合は、webで獣医師さんに相談できるサービスもありますので、利用を検討してみてもいいでしょう。

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