犬 家 マーキング

マーキングとは

そもそも、犬がどうして、マーキングをするのかというと、縄張りを意識しているからなのですね。雄犬などが、高々と足を上げて、電柱などにおしっこをしているのは、「ここは、俺の縄張りだぞ!」と、主張をしているわけなのです。

その匂いを、いろいろな犬がかいで、「何言ってるんだ。俺の縄張りでもあるんだぞ!」と、いわんばっかりに、そのおしっこの上に、おしっこをひっかけることもあります。

こうして、犬達は、縄張り争いをしているわけですね。より高い位置に、おしっこをかけようとして、雄犬などは、足を高く持ち上げます。

雄犬だけでなく、雌犬も、マーキングをすることがあります。女王気質の犬や、発情期などにマーキングをすることが多いようです。とにかく、犬にとっては、マーキングをすることは自然なこと。それを止めることはなかなかできません。

それでも、室内のマーキングはやめさせたい!

犬 マーキング
それでも、外ならまだしも室内でマーキングするのは迷惑なことですね。なぜ、室内にマーキングをしてしまうのでしょう。突然、あなたの愛犬が、室内にマーキングをはじめたのだとしたら、何か、原因があるかもしれません。

例えば、多頭飼いにしようと思って、新しい犬をあなたが飼い始めたとか。後から来た、後輩犬に「ここは、俺の縄張りだぞ!」と、主張するために、マーキングをはじめたのかもしれません。

また、あなたのご家庭に、お子さんができたとか、家族が増えたとか、新しい家具が増えたとか、様々な理由から、マーキングをしている可能性があります。いつ、どこで、何に向かってマーキングをしているのか、よく観察して原因を見極めましょう。

オスの場合

オスの場合は、発情期のメスがそばにいると、興奮して、マーキングをしてしまう場合もあります。発情期のメスが近所にいる場合、その匂いを嗅いだだけで興奮してしまい、マーキングがしたくなってしまうのですね。

これはもう本能的なものですし、発情期のメス犬を遠ざけることも不可能なので、なかなか、回避するのは難しいといえます。子犬を作るということを考えていないのならば、こういう事態にならないよう、早いうちから去勢手術をしてしまうのも一つの手です。

メスの場合

メスの場合も、発情期にマーキングしてしまう場合が多いので、発情期限定でマーキングをするということであれば、避妊手術をするというのも一つの方法になってくるかと思います。

犬 マーキング 室内
病気でもないのに、手術をするのはかわいそうとか、自然に逆らうのはかわいそうだという意見もあるかと思います。その辺りは、飼い主さんそれぞれの考え方になってきますが、そもそも野生と違い、飼い犬は望んだ通りに子犬を作れるわけではありません。

メス犬の匂いに興奮しているのに、自由にそばに接近できないということは、オス犬にとって非常にストレスです。そのストレスを回避するためにも、去勢手術は有効かもしれません。

メス犬も、発情期には情緒不安定になりますし、ホルモンバランスの崩れにより免疫が低下するため病気にもなりやすいので、子犬を作るということを考えていなければ、避妊手術をした方がいいかもしれません。

また、ストレスが原因で室内にマーキングをしてしまうこともあります。お散歩の量は足りていますか。一日の必要なお散歩量は、最低でも一時間が目安だと言われています。

ただし、大型犬になればなるほど、もっとお散歩の量は、たくさん必要になってくるでしょう。一時間、歩き続けなくても、公園でボール遊びをしたり、庭で引っ張りっこ遊びをしたり。そんなことを取り入れてもOK。一時間は、遊んだり、歩いたりする時間をつくってあげましょう。

まとめ

室内でマーキングされるのは、非常に困りますが、きっと、あなたの犬にも何か、理由があるはずです。まずは、マーキングをする理由が何なのか、しっかり見極めることからはじめましょう。その原因が分かった時、愛犬へのより深い理解につながるかもしれませんよ。

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