猫 お肉
犬はお肉を食べる印象がありますけれども、猫って魚とか、にぼし、かつおぶしを食べている印象が多いですよね。けれども、猫は肉食です。猫はヒョウやチーターの仲間なのです。大抵のお肉は大丈夫ですが、中には、猫が食べてはいけないお肉もあります。今回は猫が食べてもいいお肉と、食べてはいけないお肉についてご紹介します。

生の豚肉は危険?

猫 お肉 危険
基本的に、生肉を与えるのはやめましょう。必ず、加熱したお肉を与えるようにして下さい。特に、生の豚肉は危険です。生の豚肉には、トキソプラズマという寄生虫がひそんでいる可能性があります。生の豚肉を食べてしまうと、トキソプラズマが体内で成長し、猫の身体を内側から、蝕んでしまいます。

トキソプラズマが、体内で成長すると、目やにや結膜炎の症状が出たり、体重が落ちたり、下痢がいつまでも治らなかったりします。必ず豚肉は、火を通してください。生の豚肉を食べさせてしまい様子がおかしくなったら、必ずどうぶつ病院で診察してもらうようにしましょう。寄生虫だった場合、虫下しを飲ませる必要があります。

また、このトキソプラズマは、猫同士でも感染しますし、人間にも感染します。ですので、自分の身を守るためにも生の豚肉を猫に与えないように気を付けましょう。

レバーを与える時には注意しましょう

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レバーは栄養価が高く、人間にも人気の食べ物の一つですが、猫に与える時には注意が必要です。レバーには、ビタミンAが豊富に含まれており、これは猫の身体にもよいのですが、与えすぎるとビタミンA過剰症を引き起こしてしまいます。

ビタミンA過剰症を引き起こすと骨が変形してしまい、最悪の場合は歩けなくなってしまう場合もあるので、どうしてもレバーを与えたいならば、ほんの少しにしておきましょう。量の調整に自信がない場合には、与えない方がいいかもしれませんね。

お肉を食べさせる時に注意すること

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鶏肉は、キャットフードにも入っていますし、猫もよく食べるお肉の一つですが、鶏の骨は、のどにひっかかってしまう可能性があります。与える時には、骨はとりのぞいてあげるようにして下さい。

また、人間の食卓の皿に載っている、味付けの濃い肉は与えてはいけません。ソースやしょうゆ、ケチャップや塩コショウなどで味付けされているお肉は、猫が食べないように注意しましょう。

人間にはよくても、猫には塩分が多すぎてしまうため、猫の腎臓に負担がかかってしまいます。猫は、腎臓病になりやすいと言われており、塩をふっていないお肉をあげるようにするのがいいでしょう。

また、ネギ類などで味つけされているお肉は、そのお肉のタレをなめるだけでも、悪影響があります。ネギ類は、猫の身体に有毒です。ですから、何も味つけをしていない加熱したお肉をあげるようにして下さい。

その他のお肉は、基本的に猫も食べて大丈夫です。豚肉、牛肉、鶏肉など、どれもしっかり加熱をして、味付けをせずに与えてください。ただし、牛肉や豚肉は脂肪分が多いので、食べすぎると肥満の原因になってしまいます。くれぐれも与えすぎには注意しましょう。

まとめ

お肉の与え方の注意事項についてご紹介しました。与え方に不安のある方は獣医師に一度相談するのが適切だと思います。webで獣医師の意見を聞けるサービスもありますので、利用してみることをオススメします。

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