夏が近づき、人間だけではなくワンちゃんの蚊除け対策が必要な季節になりました。特に犬の場合は、フィラリアなどの感染症を患うリスクもあり、より一層注意が必要です。しかし、人間がどんなに注意していても蚊に刺されてしまうように、犬に十分な蚊除け対策を行うのは非常に難しいのが現実。大切なワンちゃんをフィラリア感染から守るために、飼い主ができることとは何でしょうか?

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■住環境を変える
蚊に刺されるのを防ぐため、まず考えたいのはワンちゃんが住んでいる環境を変えることです。屋外に長時間いるワンちゃんの場合、蚊を完全にブロックすることが難しくなるからです。蚊がたくさん周りにいるところでスプレーをたくさん使っても、やはり何匹かの蚊はそのブロックを破って犬に近づいてきます。なので、屋外で飼っていらっしゃる場合は室内に入れてあげること、少しでもその時間を長く取ることをご検討ください。

また、どうしても屋外に住まわせざるを得ない場合はなるべく蚊が発生しにくい環境を整えてあげましょう。たとえば、ボウフラが発生しにくいようにバケツの水を捨てたり、近くに池などがある場合はそこから離れたところに小屋を移動してあげたり。蚊の嫌がるハーブ系の植物を近くに植えてあげることも有効な手段です。「ゼラニウム」、「ペパーミント」、「レモングラス」等の植物は蚊除けとして有効なだけではなく、優しい香りと涼しげな見た目がとても心地良い、夏にぴったりの植物!ぜひ小屋の近くに植えてあげてください。

■蚊除けスプレーなど、市販品の使用
あくまで補助的に使っていただきたい方法ですが、蚊除けスプレーや線香を使うこともとても有効です。たとえば小屋の近くに蚊取り線香を置いてあげたり、周囲を時々スプレーで噴霧してあげると蚊が寄り付きにくくなるでしょう。また屋内と屋外では、主に活動する蚊の種類が違うことにも注意が必要です。屋内で主に活動するイエカは夜に活発に動きまわり、屋外のヤブカは昼の間活動します。そのため、ワンちゃんがどちらに住んでいるかによってそういった製品を使う時間帯を考えてあげると、より効果を発揮するでしょう。

しかしここで注意しなければいけないのは、できれば人間用のスプレーをそのまま使わず、犬用のものを使ってあげてほしいということ。というのも、犬は体に付着したものを舐めてしまう可能性があり、揮発成分を吸い込みすぎた結果中毒症状を引き起こしたという例も報告されています。なので犬用のもの、それもできればハーブなど自然由来の成分で作られている製品を使ってあげるようにしましょう。

■予防薬を必ず飲む

フィラリア感染を防ぐには予防薬を飲むことが必須です。外に散歩に連れていけばどんなに対策をしても蚊に刺されてしまうことは起こりえますし、予防措置をしていなければ安心して外に連れていくことはできませんよね。なので、必ず毎月予防薬を飲ませてあげましょう!そのうえで、上に挙げたような予防対策を行えば、フィラリア感染のリスクを大幅に減らせるでしょう。