誰でも、猫と仲良くなれる方法、ご存知ですか?それは何よりも、猫の気持ちを理解していることが大切です。猫は、しゃべったり、大きく表情を変化させることはありません。が、ちゃんと観察してみると、あれこれ気持ちを表現してくれています。実はそれこれが、猫にとってのあなたへの挨拶。
今回は、まずは初対面の猫ちゃんと近づく方法からご紹介。さりげない行動に隠されている猫の気持ちをしっかり理解してあげることで、猫と友達になりましょう。
猫との挨拶、まずは鼻にチョン
猫は仲間や初対面で出会ったとき、まず鼻を近づけて挨拶します。猫は鼻がきく生き物。相手の匂いをかぐことで、目の前にいるのがどこの誰かを確かめるのです。
あまり体を接近しすぎないように頭と首をできるだけ伸ばし、鼻同士を近づけて匂いをかぎとります。鼻を近づけた後、さらにその身体をかぐ場合は、もっと相手を知りたいという気持ちの表れ。興味がある相手や好きな相手にこのような仕草をします。
猫と挨拶するのはとても簡単。人差し指を猫の鼻先に持っていくだけです。人差し指を近づけると、猫は本能的に鼻をクンクンと近づけてきます。
人差し指をかいだ後、特に何もしてこないこともありますが、それは安心できる相手であるという証。猫は嫌いな相手に対しては挨拶することすらありません!
猫があらわす、親愛の印。見分けることでわかる信頼度合い
次に親愛を表す猫の挨拶を4つご紹介します。
しっぽの形
何気なく動いているように見えるしっぽ、実は意味があります。しっぽの先が曲がり傘の取っ手のような形になっていれば、それは挨拶をするための形。
そして、しっぽが直立位置になればなるほど、親しさ・信頼・愛情・好奇心の強さを示します。あなたに近づいてくるとき、あなたを見て行動しているとき、どんなしっぽの形をしているのか、よく見てみましょう。
おなかを見せる
あなたの前でおなかを見せたり、仰向けで寝たりするとき、それはあなた対して心を許し、あなたを愛しているサインです。
犬と一緒で、猫にとっておなかを相手にさらすということは、普段見えない無防備な部分をさらしているということになり、猫があなたを警戒していないことの証とも言えます。
帰宅と同時に元気に動き回る
玄関のドアの鍵を開ける音を聞いただけで、飼い主が帰ってきたことを察知して興奮状態になる猫もいます。これは、飼い主が家に帰ってきたことを猫が安心しているサイン。
私の実家はマンションの3階にあるのですが、ウチの猫ちゃんは1階の駐車場に母が車を納車している音を敏感に察知して玄関に待機していました。猫が玄関に行くと、「ああ、帰ってきたんだな」なんて私たちも帰宅の合図としていたくらい。
玄関で待っている理由は、物音が気になるからという話もありますが、かえってきた直後にスリスリして来る場合は、あなたがいなくて不安だったよという証拠です。帰宅後は十分に構ってあげてくださいね。
ゆっくりとしたまばたき
猫のまばたきは信頼を意味し、名前を呼ぶとまばたきで返事をする猫もいます。目を細めたり、ウインクしたりすることも同じ意味です。しかし、逆にじーっと見つめ合うようなことがあれば、それは敵意や緊張を意味しています。
そんな時は猫を安心させるために、こちらからゆっくりまばたきをしてみましょう。目をじっと見るのではなく、口元や少し下のお鼻のあたりを見られるほうが安心するようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?言葉を発することができない猫だからこそ、その行動の意味をしっかり理解してあげることで、猫とはお近づきになれるはずです。猫に嫌われちゃうんだよねと言っている人は、おそらく、猫を上から触ろうとしているのではないでしょうか?猫と同じ目線になって、そっと近づいてみましょう。今日から、あなたも猫と仲良くなれるはずです。