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犬や猫との生活は、私たちの人生にたくさんの楽しみや喜び、愛情をもたらしてくれます。同時に、命を預かるということは重い責任を負うことでもあります。ペットと幸せに暮らすために、彼らの性質や行動をよく理解し、飼い主としてのルールやマナーを身につけておきましょう。

この連載では、これからペットを飼おうとしている人はもちろん、すでに飼っている人にも役立つ情報を10回に分けてお届けします。初回のテーマは、“ペットとの出会い方”についてご紹介します。

ペットショップで購入する

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「ペットを飼いたい」と考える多くの人が、まずはペットショップを見に行くのではないでしょうか。ペットショップは繁華街の近くやショッピングモール内などにあるため足を運びやすく、気軽にペットと触れ合える場と言えるでしょう。

ですが、あくまでビジネスとして子犬や子猫を売っている場でもあります。まずは、何度か足を運び、店頭にいるペットの健康状態や店内の衛生状態、顧客への対応などをよく観察することが大切です。ペットの扱いが乱暴、陳列ケースの中が糞尿やフードで汚れている、顧客への対応に誠実さが感じられない、といったペットショップは避けるべきです。

当然のことですが、ペットは生き物です。「命を扱っている」という自覚と責任感を持っている店かどうかをしっかりと見極めましょう。ペットを飼う上での心構えやお世話の難しさ、飼うことでかかる今後の費用についてまで話をしてくれる店員さんか?など、自分なりの基準を持って接客してもらうと見極めの判断軸が持てます。

希望のペットが見つかったら、その子の健康状態や遺伝性疾患の有無などを必ず確認し、万が一のことがあった場合のアフターフォローについても聞いておきましょう。

ブリーダーから購入する

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世界に目を向けてみると、アメリカやイギリス、ドイツなどではペットショップで子犬や子猫を売ることは禁止されています。子犬や子猫の健康のために、店頭で物のように陳列して売買するのは良くない、というのがその理由。

ペットを飼いたい人は、ブリーダーから譲ってもらうか動物愛護センターなどで引き取るかのどちらかを選ぶそうです。もちろん日本でも、ブリーダーから購入することが可能。まずはブリーダーについて見ていきましょう。

ブリーダーってどんな人?

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ブリーダーとは、特定の品種の親犬(猫)に子を産ませ、ペットが欲しい人やペットショップに売る繁殖業者のこと。ブリーダーの大きな役割の一つは、生後14週までの期間はペットを親元で健康に育てて社会化させることです。

しかし、中には儲け優先で幼い子犬や子猫を売ってしまったり、親犬(猫)に無理な出産を繰り返させたりするブリーダーもいます。もちろん「心から動物が好き」「愛される犬や猫を育てて、動物好きを増やしたい」という純粋な気持ちのブリーダーもたくさんいるので、飼い主サイドの見極めが大切です。

良いブリーダーの条件

ペットを大切に育てているブリーダーを見極めるポイントはいくつかありますが、代表的なものとしては
(1)犬舎や猫舎を見せることを嫌がらない
(2)においの少ない清潔な環境で飼育している
(3)ペットにも飼い主にも気遣いをしてくれる
(4)動物取扱許可証を持っている
の4点が挙げられます。

信頼のおけるブリーダーなら、喜んで犬舎や猫舎を見せてくれるはず。母犬(猫)も子犬(猫)もともに元気で、清潔な環境でのびのびと暮らしているでしょう。また、ペットと飼い主さん双方の幸せを考えて無理に売るようなことはせず、そのペットの特徴や性格を丁寧に説明してくれるはずです。4番目の動物取扱許可証は、ブリーダーに取得が義務付けられている最低限の条件です。

動物愛護センターや保護ボランティアから譲り受ける

購入するのではなく譲り受けるという選択肢もあります。各自治体の動物愛護センターが定期的に開く譲渡会や動物保護ボランティアの里親会などに参加してみると、運命の1頭に出会えるかもしれません。

救える命がここにあります

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毎年、何万頭もの犬や猫が全国の動物愛護センターで殺処分されている事実をご存じですか?彼らや彼らの親たちは、元をたどればどこかの家庭で飼われていたペットのはず。それが何らかの理由で捨てられ、その多くは数日以内に殺処分されてしまうのです。

もしも、動物愛護に関心がある場合には、動物愛護センターから犬や猫を譲り受けることで、人間の都合で一方的に奪われかけている命を救うことができるのです。

収容されている犬や猫は品種や年齢もさまざまで数も限られているため、必ずしもすぐに出会えるわけではありません。また、遺棄や虐待を防ぐために、飼い主となる人にはいくつかの条件が求められたり、事前に講習を受ける必要があることも多くあります。

譲渡会のスケジュールや引き取り条件などは地域ごとに異なりますので、詳しくはお住まいの地域の動物愛護センターに問い合わせてみると良いでしょう。

保護ボランティアからもらうことも

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動物保護ボランティアとは、何らかの事情で捨てられたり迷子になったりした犬や猫を一時的に保護して、新しい飼い主を探す活動をしている人たちのこと。動物愛護センターに通って収容されている犬や猫を引き取り、自宅で世話をしながら新しい飼い主を探す人もいます。

NPOのような団体から個人まで規模はさまざまですが、多くの人がプライベートの時間とお金を削って、小さな命のために動いています。保護ボランティアの団体さんも定期的に里親会を開いています。

また、多くのボランティアがインターネット上で保護犬や保護猫の情報を公開し、里親を募集しています。こちらも家族構成や住居形態、ワクチン接種の義務付けといった条件が示されるケースが多くありますが、すべては犬や猫と幸せな時間を過ごすため。気になる子を見つけたら勇気を出して、問い合わせてみましょう。

まとめ

どこで出会ったとしても、大切なのは「この子を家族としてずっと幸せにする」という気持ちです。家に迎えたその日から家族として愛情を注ぎ、安心できる場所を作り、一生涯を幸せに過ごせるよう守ってあげてください。

獣医師からのアドバイス

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かわいいワンちゃん、猫ちゃんとの生活はこれまでの毎日とは全く違う楽しさや喜びを感じさせてくれるでしょう。最期まで責任をもってお世話ができるよう、飼う前には自分の生活スタイルや家族、近隣の環境がペットを無理なく安心して飼える状態にあるかも見ておくことが大切です。

また、生き物ですから病気やけがをすることもつきものです。飼い始めたら、まずは動物病院で健診を受け、今後のワクチンや病気の予防、お家で気をつけることなどを獣医師から説明を受けましょう。

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