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ご主人にはとても懐っこく可愛らしいのに、同居人には一切愛想を振りまかない犬もいます。ご主人にあって同居人にない魅力は何なのでしょうか?今回は犬がご主人にしか懐かない理由と、犬が同居人に懐くためには何をしたらいいかについて、ご紹介いたします。

ご主人がリーダー!同居人は犬よりも下の存在?

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犬がご主人にしか懐かない理由で、一番はじめに考えられるのは、ご主人が犬にとって絶対的なリーダーであるからです。逆に、同居人は犬にとってはどうでもいい存在であり、犬の中でのランキングは犬よりも下になっている可能性が高いです。

犬は本来群れで行動する動物であり、群れにはリーダーが存在します。リーダーというのは、ただ単に厳しいだけでは務まりません。犬が懐いているということは、ご主人のことを愛しており、信頼している証です。もちろん厳しさもあるのでしょうが、それに勝る愛情があるからこそ、犬が懐きます。

犬は家族の中でのランクを理解している

犬は、ひとつ屋根の下に住む人にランクをつけます。その上で、自分がどのランクに位置するのかを徐々に把握していきます。犬は人が思っている以上に、人同士の立場を理解しており、家庭内で誰が中心になっているかを日頃の生活の中で理解しているのです。もちろん家庭内の中心人物は、犬にとってもリーダーであるため、犬は服従し、懐くことが多いです。もちろん、日頃から犬にしっかりと接していないと懐くことはありません。

犬が同居人を怖がっている

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同居人が、しつけだからといって犬を叩いたりしていると、犬は怖がってしまい懐くことはありません。もちろんしつけは必要ですが、犬は叩かなくても理解できますし、犬を叩いてしまい、犬が強い恐怖を感じてしまったら、同居人に攻撃的になってしまう可能性も考えられます。

また、犬は信頼していない人から目をじっと見つめられることは苦手です。犬同士で突然目を見つめ合うのは、威嚇をしているのと同様だからです。同居人が犬と仲良くなるには、まずは目を見つめずに、犬の目線まで頭を下げてあげ、手など身体のニオイを嗅がせてあげると良いでしょう。

犬が同居人に懐くようにするには

犬が同居人に懐くようにする一番簡単な方法は、コミュニケーションをとることです。犬は、何者かもわからない人と、遊ぶことはあっても生活をする上で懐くことは少ないでしょう。そのため、まずは同居人が無害であることを覚えさせ、一緒にいて楽しい人物であると認識させることが重要です。

楽しい人物だと犬に理解させるためには、日頃から犬の世話を積極的に行うことです。毎日のごはんを与えるのはもちろんのこと、1日2回程度の散歩やおもちゃ遊びをすることで、徐々に犬は同居人に対し警戒心がなくなり、懐いていくことでしょう。

可愛がるだけではダメ

One Little cute puppy of Siberian husky
犬は可愛がるだけでは懐きません。可愛がるだけでは、犬の中のランクは変わらないまま、ただ同居人のことを世話役だと考えてしまいます。あくまで人のほうが上の立場でなくてはいけません。そうするには、人が主導権を握ってしまえばいいのです。

ごはんを急かされても、犬が静かになるまで与えない、散歩中は犬の歩きたいルートではなく、人の散歩に犬が付いていくようなルートで歩く等、人が主導権を握って、犬がそれに応えるような方法をとれば、犬は徐々に同居人のほうが立場が上だと理解するでしょう。

まとめ

犬に懐いてもらうには、愛情だけではよくありません。愛情とともに、この人と一緒にいると安全で、何より楽しいと感じさせることが重要です。犬がなぜご主人に懐いているのかを、よく観察しながら、犬の立場になって物事を考え、根気よく犬に対して行動をすると、犬も徐々に同居人に懐いてくれるでしょう。