ねこ
何千年も前から、人間の大切なパートナーとして生活を共にしてきた猫。文明が発達し、家の中で飼われるようになってからも居心地の良い場所を自ら見つけて生活してきたようです。皆様の中にも「そういえばうちの猫はよく~にいるなぁ」という方も少なくないのではないのでしょうか。この記事では、猫が居心地が良いと感じる場所を3つご紹介します。

暗くて狭いところ

kitten playing in a gift box
まず一つ目は、暗くて狭いところです。この習性は、猫の祖先といわれるリビアヤマネコが生息していた環境に関係があると言われています。獲物があまりたくさん捕れない砂漠の中でネズミや昆虫などを捕獲していたリビアヤマネコは、そういった獲物がいそうな小さい穴を見ると、中を覗き込んで捕まえていたと考えられています。

また、暗くて狭いところだと捕まえた獲物を食べる際にも外敵の攻撃を防げるため、とことん都合のよい場所であるわけです。その子孫である今の猫にもそういった習性が残り、家の中だとタンスの隙間や紙袋の中に潜り込むことが多いのです。

また、そのような暗くて狭い場所は概して温かく、体温保持にも一役買っています。ただ、あまりにも狭いと頭が抜けなくなってしまうことや窒息する危険もあるので、そのようなスペースを家の中に作る際は細心の注意を払いましょう。

高いところ

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猫が好む場所の二つ目は、高いところです。警戒心が本能的にとても強い猫は、高いところに上って安全を確保し、周囲を見渡すことで状況を理解しようとする傾向があります。床からたんすの上などへ突然ジャンプするところを見たことのある飼い主さんも多いのではないのでしょうか。この際、飛び上がった拍子に置物や花瓶などを落としてしまわないよう、あらかじめ取り除いておきましょう。

やわらかいところ

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布団やカーペット、タオルなどの柔らかい場所がとても好きなようです。このような場所の上でリラックスして、ゴロンと寝転がっている姿を見かけることも多いかと思います。柔らかくて温まることのできる場所を家の中に準備しておくと猫に安心感を与え、飼い主さんとの交流に結びつくことも多いようです。汚れても大丈夫な座布団やタオルなどを準備し、いつでもゴロゴロできる場所を設けてあげるのもいいかもしれませんね!