犬 おしっこ トレーニング
わんちゃんを家族に迎え入れた場合、まずはなにをするべきかご存知ですか?それは、トイレトレーニング。ワクチン接種が終わっていない生後4カ月未満の子犬はまだお散歩に連れ出すことができないため、おうちでのトイレトレーニングから始めることになります。今回は、愛犬にトイレを効率よく覚えてもらうための方法をご紹介します!

トイレトレーニングのコツは、ホメて伸ばす!

犬 おしっこ トレーニング
基本的に犬のしつけは、良いことをしたら褒めて覚えさせる、というスタンスです。トイレトレーニングの場合、失敗したときに叱るのはご法度です。トイレの場所を間違えて叱られていても、犬にとっては「トイレをしたから怒られてしまったんだ」と思い、記憶します。そして、次第に家でトイレをすることを我慢するようになってしまうのです。

そうならないためにも、失敗を叱るのではなく、成功したらご褒美を与えるといった方針でトレーニングをするのが大前提です。そして、トレーニング成功のカギは、ずばりトレーニングの時期。子犬のおしっこトレーニングのタイミングは、月齢プラス1時間が目安だと言われています。

つまり、月齢2カ月の子なら3時間おきに、月齢4カ月の子なら5時間おきに排泄がやってくるというわけです。トイレの時間をメモしておいて、トイレのタイミングをつかんでおくと成功しやすいのでおすすめです。

おうちでのトレーニング

犬 トイレ トレーニング
家の中にトイレを設置するときに、気をつける点はトイレの配置です。ハウスのすぐ近くにトイレを設置して、犬が自分でトイレに行きやすい環境をつくってあげます。トイレの時間になったら、ハウスからトイレに連れて行き、トイレの指示語をかけます。
「ワンツー」と声をかけながら排泄が終わるのを待ち、成功したら直後に、「イイコ」と声をかけながらご褒美をあげましょう。

6カ月未満の子はおやつがまだ食べられませんので、ご褒美としてフードを何粒かあげましょう。このトレーニングをくり返すと、トイレの中できちんとおしっこができればいいことが起きる!と覚えて、その行動を繰り返すようになります。

トイレに連れて行ったのになかなかトイレをしてくれない場合は、一度ハウスに戻しましょう。10分ほど様子を見てから再チャレンジしてみてください。

外でのトレーニング

犬 おしっこ トレーニング
お散歩に行くようになると、オスの場合はマーキングとして自然と外でおしっこをするようになります。しかし、メスや神経質な性格な子だと、外ではトイレを我慢してしまうことがあります。ここで、外でのトイレを促すのに有効なのが、トイレの指示語です。先ほどお話ししたおうちでのトレーニングの中で「ワンツー」と声をかけながらトイレをする場面がありました。「ワンツー」と声をかけることで、家でもトイレができるのであれば、お外でも「ワンツー」の声掛けでトイレを促し、成功したら、おうちでのトレーニングと同様に「イイコ」と声をかけてご褒美をあげましょう。

しかし、外でのトレーニングで難しいことは、お散歩中は、犬の周りにはたくさんの楽しい誘惑があるというところです。おうちではちゃんと言うことをきけるのに、一歩外に出るとコントロールが効かない!なんてことはありませんか?なので、お散歩中に飼い主のいうことを聞くように、「マテ」や「ツイテ」を覚えさせるようにし、そのあとでおしっこトレーニングを試みてください。

これでトイレトレーニングはばっちり!

いかがでしたか?
トイレトレーニングで大切なことは、「正しくトイレをすると、イイコトが起きる!」と犬に関連付けさせることです。ご褒美をうまく使って覚えさせてあげましょう。すぐに覚えてくれることもあれば、なかなかトイレを覚えてくれないこともありますが、基本的には犬のしつけは根気のいるものです。きちんと愛犬に向き合い、よく観察しながらコツコツと教えることで、必ず犬は応えてくれます。お互いのペースで、根気よく取り組んでいきましょうね。