pixta_code1猫を飼っている人は、もしかしたら携帯電話の充電コードであったり、家電のコードを噛まれたことがあるかもしれません。なぜ猫はコードをかじるのでしょうか?今回は猫がコードをかじる理由と、対策についてご紹介します。

子猫がコードをかじる理由

Cat Playing
子猫がコードをかじる理由としては、じゃれて遊んでいるということがあります。これは、猫の狩猟本能によるもので、動くものや紐等をかじる癖があります。猫じゃらしや毛玉で猫が遊んでいるのと同じ感覚で子猫はコードをかじってしまいます。

また、子猫の頃に親猫から全身を舐められて、親猫の愛情を感じることが多いですが、親猫と長い間離れたり、飼い主がいない状態になると、寂しさを紛らわせようとして紐状のものを噛む癖があります。これは、コードのような紐状のものは噛み応えがあり、子猫にとって気が紛れるからです。

猫じゃらし等で遊ぶ分には、何も問題はありませんが、コードとなると話は別です。子猫は、コードから漏れる微量の電気に感電しただけでも、死に至る危険性があります。子猫がコードをかじらないためにも、しっかりとした対策が必要です。

成猫がコードをかじる理由

猫
成猫がコードをかじる理由は子猫のころとさほど変わりはありません。子猫の頃の噛み癖が、成猫になっても治ることなく、現在に至っても癖でコードを噛んでしまうのです。

また、猫じゃらしのようにコードにじゃれつく場合、子猫よりも噛む力があるため、比較的太めのコードも噛み千切ってしまい、テレビ等の高価な家電が使用できなくなってしまうこともあります。

留守番しているときや飼い主が寝静まったときにコードをかじるのは、寂しさからくるものですが、飼い主が部屋にいるときに堂々とコードをかじる場合は、完全に癖になっていますので早急に対策することが重要です。猫が大事にならないように、事前に対策をするようにしましょう。

猫がコードをかじらないようにするために

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猫のコードをかじる対策は何点か挙げられます。まずは、100円均一でも販売しているコードカバーを使用することです。コードのまわりに固いカバーをすることで、猫がコードをかじってもカバーがあるため、コードまで被害には遭いません。ほとんど一度カバーを使用すると、長い間使用し続けることができます。安価に済ませるのであればカバーはおすすめです。

また、家電をコードレスにするという対策もありますが、このどちらも噛み癖が治るという根本的な解決にはなりません。噛み癖を治すには、猫がかじりたくなくなるようなニオイを発するスプレーを使用すると良いでしょう。猫は、柑橘系のニオイが苦手であるため、コードにスプレーをかけることで、猫がコードに近づかないようにします。

もしかじっても嫌なニオイがするため、猫の噛み癖は治っていくでしょう。しかし、コードカバーに比べ、スプレーによる対策は時間を要します。コードをかじった瞬間を見つけたら、しっかりと叱ることが、一番の解決策かもしれません。コードをかじってほしくない場合は、コードをすべて隠してしまい、そもそも猫がコードをかじることができないようにすることもおすすめです。

まとめ

猫がコードをかじる理由は、寂しさと本能によるものです。しかし、しっかりとしつけをすることで猫のコードへの噛み癖は治すことができます。特に子猫であれば、噛み癖をつかないように生活をさせると、成猫になってコードをかじることは考えにくいです。猫のしつけは根気のいるものですが、しつけをしないで猫の感電のリスクを高めるくらいであれば、噛み癖を治したほうが、飼い主も猫もお互いにストレスの少ない生活をすることができるでしょう。