Little kitty and a skein of wool
犬が遊んだ後のぬいぐるみは、唾液まみれになりがちです。そのまま洗わずに置きっぱなしにしておくと、すぐに雑菌だらけになってしまいます。大切なペットが口に入れて遊ぶものなので、いつでも清潔にしておきたいですね。そこで今回は、ペットのぬいぐるみを洗う時のポイントをご紹介します。

ペットのぬいぐるみは雑菌だらけ?

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菌やウィルスは、湿度があって暖かい場所に棲みつきます。快適な室内に置かれた、唾液で湿ったままのおもちゃは、まさに雑菌の温床になりやすい場所といえます。雑菌が棲みついたおもちゃをペットがまた口にするので、ペットの体内に菌が入り込んでしまうことは避けられません。

さらに、ペットの唾液には人間にとって有害な病原菌が含まれており、ペットの唾液がついたものを人が触り、口に入れることで健康に影響が出ることもあります。ペットまわりの布製品を洗剤で洗濯することで、菌の数が激減することが判明しています。人間の感染症を防ぐためにも、ペット用品をこまめに洗濯することが非常に大切です。

ペットのぬいぐるみの洗い方

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ペットのぬいぐるみは、よく遊ぶお気に入りのものなら1~2週間に一度は洗濯するようにしましょう。洗濯したおもちゃを天日干しすることも衛生面から考えると非常に効果的です。よく晴れた日を選ぶと乾きも早くて一石二鳥です。

ぬいぐるみを洗うには、洗濯機か手洗いのどちらかになりますが、脱水だけは生乾きを予防するためにも洗濯機で行うのが理想的です。

洗剤

ペットが口に入れることを考えて、できるだけペットにとって安全な洗剤を使って洗うようにしましょう。

・セスキ炭酸ソーダ
・重曹
・クエン酸
・固形の洗濯石鹸
・ぬいぐるみ用洗剤

など界面活性剤を使用していないものが安心です。セスキ炭酸ソーダや重曹なら汚れをしっかり落とすことができ、クエン酸を使うとフワフワになります。ぬいぐるみ用洗剤は、できるだけ天然成分で作られたものを選ぶようにしましょう。

洗い方

洗濯する前に、コロコロなどで抜け毛を取り除きます。汚れがひどい場合は、セスキ炭酸ソーダや重曹を入れたお湯に1時間から半日程度つけおきしておきます。40度ぐらいのお湯の中で、形を崩さない程度に優しく揉み洗いをします。洗い終わったら洗濯機で脱水をし、風通しの良いところで形を整えて干します。

どうしても洗うのが面倒な時は?

Siberian husky puppy
ペットのぬいぐるみを洗う必要性はわかっていても、洗うのがどうも面倒だという人もいるでしょう。そういう時にはおもちゃの選び方を工夫すると良いでしょう。

・おもちゃは使い捨てにする
・ラバー製などお手入れが簡単なものを与える
・お気に入りを何個も用意してローテーションさせる

など、洗う手間を必要としないおもちゃ選びをするようにしましょう。

数日で使い捨てしても惜しくない価格のおもちゃを選ぶ、または古着を結んで手作りのおもちゃを作るのもコストがかからないのでおすすめです。ラバー製などのおもちゃなら、汚れや唾液をすぐに拭き取ることができるので、洗濯するよりずっと簡単です。

さらに、ペットが好きなおもちゃを複数用意しておき、毎日ローテーションさせると常にきれいなもので遊ばせることができます。洗濯はしなければなりませんが、回数は少なくて済みます。

まとめ

ペットのぬいぐるみがきれいになったら、安心して遊ばせてあげることができます。ペットが生き生きと遊んでいる様子は、見ていて癒されますね。洗うのが難しい場合は、手間のかからないおもちゃを選ぶようにすると良いでしょう。ペットがずっと元気でいるためにも、いつも清潔にしておくように心がけましょう。