Cute siberian husky puppy sitting on concrete floor
犬の散歩で欠かせないのがレインコート。洋服がなくても、レインコートは最低、一枚くらいは持っておきたいものですね。外でおトイレをする子は、雨の日でも、風の日でも、嵐の日だって、お散歩に行かなければなりませんから、レインコートは必需品です。では、どのようなレインコートを選んだらよいでしょうか。今回は愛犬のレインコートの選び方のポイントについてご紹介します。

■ ボタンが少ないものを選びましょう

Dressed up dogs under umbrella
おしゃれな柄のレインコートから、かわいいレインコートから、さまざまなレインコートがありますが、デザインだけで決めてはいけません。特に、初めてのレインコートでしたら、着せやすいことが何より重要なポイントです。犬は本来、洋服を着る習慣はありません。レインコートを着るのを嫌がる犬もたくさんいます。ですから、まずは、着せやすいレインコートを選ぶようにしましょう。

ボタンは少ないものがおすすめです。お腹のあたりに、ボタンがズラリと並んでいるようなレインコートは着せにくいので、やめた方がよいでしょう。初めてレインコートを着せる時、うまく着せることができなくて、グズグズと手間取ってしまうと、犬は、レインコートを着るのって、とっても嫌なことなんだと、そう覚えてしまいます。すると、次から、レインコートを見ただけで、逃げまどうようになるかもしれません。

マジックテープで止めるタイプのものも簡単でよいですが、マジックテープは、はがしたり、つけたりするときに、バリッと大きな音が出てしまいがちです。敏感な犬ですと、マジックテープを付け外しする時の大きな音を嫌がるかもしれません。マジックテープ式のレインコートを着せる時には、なるべく、大きな音を立てないように注意しましょう。

■ マントタイプがおすすめ

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初めてのレインコートの場合、まずは着せやすいことが何よりも重要です。足を通すタイプよりも、マント式の方がよいでしょう。犬は、足先を持たれたりすることを基本的に好まないものです。足を通すタイプの方が、濡れなくていいと思うかもしれませんが、初めてのレインコートの時には、マントタイプにしておくのがおすすめです。レインコートや、お洋服を着ることにすっかり慣れてきたら、足を通すタイプを購入してもよいでしょう。

また、犬の中には、洋服に頭をくぐらせるのが苦手な子も結構います。ですから、初めてのレインコートの場合、同じマントタイプでも、頭をくぐらせる形のものは避けた方が無難かもしれません。もしも、もう買ってしまったけれども、愛犬がとても頭をくぐらせるのを嫌がっている…という場合には、おやつを使ってみるのも有効です。

あなたの愛犬がとっても好きなおやつを利用すると、うまくいく場合もあります。もしも、うまくできたら、いっぱいほめて、たくさんごほうびをあげてください。たくさんごほうびをもらった愛犬は、レインコートを着るのって楽しいんだなと、覚えてくれるでしょう。そして、だんだん積極的に、レインコートを着るようになるかもしれません。

ただし、どうしてもうまくいかない場合もあると思います。その時は、あきらめて、頭を通さないタイプのレインコートを買い直しましょう。

■ お腹を覆うものを選びましょう

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小型犬は、足が短いため、地面とお腹がとても近くなります。特に、ダックスフンドなどは、地面とお腹がものすごく近いため、雨の日には、お腹がびしょびしょに濡れてしまいがちです。ですから、お腹を覆うタイプのレインコートを選んだ方がよいでしょう。マントタイプの中には、お腹をあまり覆わないものもありますが、お腹をなるべく覆うものを選んだ方が、散歩後のタオルドライが楽になります。

■ まとめ

今、犬のレインコートは、本当にたくさんあります。特に、小型犬のレインコートは、種類も豊富で、選びたい放題です。だからこそ、デザインばかりを気にするのではなく、愛犬が楽しく、簡単に着られるものを選んであげてくださいね。