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ドライアイって人間がなるものじゃないの?そう思うかもしれません。ですが、人間だけではなく、犬もドライアイになります。人間の場合は、パソコンやスマートフォンなどの見すぎにより、まばたきの回数が減って、目が乾燥して、ドライアイになるそうですが、犬は、なぜ、ドライアイになるのでしょう。

■ なぜ、犬がドライアイになるのか

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人間は、パソコンやスマートフォンの見すぎによって、ドライアイに悩む人が増えているとよく言われます。しかし、犬は、長時間パソコンを見ることはありませんよね。犬がなぜ、ドライアイになってしまうのかというと、その理由はさまざまあるようで、一つには、遺伝的な要因があるようです。これはもう、どうしようもないですね。他には、骨格的な問題もあると言われていますが、骨格も直しようがないので、どうしようもありません。

中でも比較的、眼球の大きいわんちゃんが、ドライアイになりやすいようです。犬の目は、涙でおおわれているのですが、眼球が大きいと、表面を覆っている涙が蒸発しやすくなるため、ドライアイになってしまいがちだということです。アメリカン・コッカースパニエルや、イングリッシュ・コッカースパニエル、ブルドック、ウェストハイランドホワイトテリア、ミニチュアシュナウザーなどが、その一例として、あげられます。また、高齢のわんちゃんも、ドライアイにかかりやすいと言われています。

■ ドライアイの悪化のサインは目やにの色

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あなたのわんちゃんが、目やにをつけていることってありませんか。目の下に、目やにをつけていたら、まずは、目やにの色に注意してみましょう。黒い目やにや、茶色い目やに、グレーの目やに、白い目やになら、心配はありません。湿らせたガーゼなどで、優しくふきとってあげましょう。

ただし、量があまりにも多かったり、目やにと涙が止まらなかったり、目の充血や、腫れを伴っている場合には、すぐに、動物病院に行くことをおすすめします。

黄色や、緑の目やにの場合には、やはり、動物病院に行きましょう。感染症の可能性があります。ドライアイの場合は、黄色くて水っぽい目やにや、黄色くてドロドロの目やにが出るようです。とにかく、黄色や緑の目やにの場合は、すぐに、動物病院に駆けつけましょう。

■ 炎症がおさまった後も注意が必要

A beautiful Husky puppy with pretty blue eyes
一度、ドライアイになってしまったら、炎症がおさまったとしても、再発しやすいので注意が必要です。もう治ったなあと思って、治療をやめてしまうのではなく、定期的に点眼液をさすようにしましょう。軟膏を塗ることもおすすめです。点眼液や、軟膏に関しては、信頼できる獣医さんに相談するのが一番よいでしょう。

また、ホットマスクを試してみるのもおすすめです。40度くらいに温めたタオルを目にあてて、軽くマッサージをしてあげてください。ただし、ゴシゴシと力を込めてマッサージしてはいけません。あくまでも、軽くやわらかく、なでるように優しくタッチしてあげましょう。

ホットマスクなんて嫌がってやりたがらないわんちゃんもいると思います。嫌がったり、不安そうにしている場合は、声を優しくかけてあげながら、マッサージをしてあげましょう。もしも、ホットマスクを嫌がらないようならば、毎日やってあげるとよいでしょう。目の周りの血液循環がよくなり、涙腺などの働きがよくなります。

■ まとめ

健康なわんちゃんの場合、特に心配はいりませんが、目やにの色には、注意しておきたいですね。また、目の輝きにも気を付けてください。いつもより、目が輝いていないなあとか、白くにごっているなあとか思ったら、ためらわずに、信頼できる獣医さんに相談してみることをおすすめします。早めの治療が、悪化をふせぎますから、躊躇せずに、動物病院に行きましょうね。

とはいえ、すぐに仕事を休めない状態や予定を変更できないこともありますよね。そういったすぐに動物病院にいけない場合でも、webで簡単に相談できるサービスがありますので、一度導入を検討してみると良いでしょう。今すぐ病院にいく必要があるのかないのかも含めて相談にのってもらうことができます。