犬 ジョギング
新しい年の始め、何か新しいことにチャレンジしてみたいと思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか?それなら、愛犬とのジョギングはいかがでしょう。走ることは、人にとっても、犬にとっても良い効果がたくさん得られます。今日は、愛犬とのジョギングについてご紹介させていただきます。

犬とのジョギング、どんなメリットがある?

犬と暮らすからには散歩は必須。散歩をするだけでも、人間にとって体に良いと言われていますが、せっかく外に連れて行くのなら、その時間を飼い主さんにとってのトレーニングの時間ととらえてジョギングをすれば、時間を有効に使えます。何より、ジョギングは、犬にとっても人にとっても、より健康的になれるという嬉しい効果があります。飼い主さんにとって、年末年始の暴飲暴食でたるんでしまった体をひきしめるには、愛犬とのジョギングはもってこいです。犬にとっても、毎日規則正しく運動をすることで、シェイプアップや免疫力向上の効果が期待できます。

犬とのジョギングで気をつけたいこと

犬 ジョギング
いいことづくしに思える「犬同伴のジョギング」ですが、注意すべきこともあります。始める前に下記に気をつけてください。

ジョギングに不向きな犬種もいます

一般的に、猟犬や牧畜犬出身の犬種は走ることが得意で、ジョギングに向いているとされています。代表的なところではゴールデン・レトリーバーやボーダー・コリー、ジャーマン・シェパードなどです。また、雑種の中型犬も比較的運動量が豊富で丈夫なことから、ジョギングのパートナー向きだと言われています。
どちらかというと不向きなのは、フレンチ・ブルドッグやパグなどに代表されるマズルの短い犬たち。呼吸器官の構造上、激しい息づかいで長く走り続けることに向いていないという説もあります。
ただし、上記の向き・不向きはあくまで一般論。ジョギングを始める前に愛犬の体調チェックも兼ねて、獣医師に相談しておくと安心です。

子犬はNG。シニア犬は獣医師に相談を

骨や筋肉など、体がまだ未完成の状態の子犬に、ジョギングのような激しい運動をさせるのは避けたほうがよいでしょう。また、7歳以上のシニア犬の場合、体力や体の状態には大きな個体差があります。シニアの愛犬とのジョギングを考えるのであれば、まずはかかりつけの獣医師に相談してみましょう。

リードは適切な長さで付けましょう

ノーリードOKの一部のドッグランなどをのぞき、原則として犬には必ずリードを付けましょう。リードの長さは飼い主さんと犬との距離が遠すぎず、近すぎない程度が理想です。リードが短すぎると犬は常に窮屈さを感じてしまい、逆に長すぎると通行人や車との接触する危険性が。一般的には1〜2mほどが適当とされています。
ひもの長さを必要に応じて変えられる巻き取りタイプのリードは、犬をある程度自由に走らせながら、必要なときにはコントロールもできるのでおすすめ。また、自分のウエストにつなげることのできるリードは、両手が空くので飼い主さんが走りやすく便利です。

どう走る?どこを走る?

犬 ジョギング
犬は走るのが大好きですが、飼い主さんが適切にコントロールしてあげないと、無理をしてしまう可能性もあります。トレーニング計画やランニングコース選びはしっかりと行いましょう。

犬の様子を見ながら、お互いに無理をしない

いざ、愛犬とのジョギング開始!と言っても、いきなり長距離を走るのは、犬にとっても飼い主さんにとっても危険です。少し物足りないと感じる程度のごく短い距離からスタートし、徐々に距離を伸ばしていきましょう。犬の動きが鈍くなっていたり、体の一部を気にする素振りを見せたりしている場合は、オーバーペースだったからかもしれません。その際は、距離を縮めたり速度をゆるめたりするなどの配慮をしてください。犬は非常にがまん強いため、異変があってもなかなか態度に出しません。飼い主さんがこまめにボディチェックや様子を観察することで気づいてあげましょう。水分補給も忘れずに。

犬の肉球が傷つかないコース選びを

ランニングコースは、素足で走る犬のことを考えて選びましょう。犬も人も走りやすいのは、公園などの整備されたランニングコース。人間が素足で歩くと痛いような場所は、犬の肉球が傷ついてしまうおそれもあるので、避けましょう。真夏のアスファルトやコンクリートの地面は高温になるので、犬のやけどに注意してください。

まとめ

犬 ジョギング
外に出るのが億劫になりがちな冬も、愛犬とのジョギングを日課にすればアクティブに過ごせますね。普段あまり運動をしない人も、愛犬と近所を軽く走ることから始めれば、それほど苦にはならないはず。愛犬とのジョギングで楽しく健康的な一年をおくってくださいね。