猫の毛色の種類、どれぐらいあるか知っていますか?

猫
毛色には、ブラック、濃いブラウン、チョコレート色、シナモン色、薄茶、薄いグレー、レッド、薄黄色などがあります。もともと猫の毛は、白・黒・赤の色素で作られていて、色の組み合わせによって様々な毛色の猫が生まれます。また、毛の質感も、しっとりしていたり、ふわふわしていたり、多種多様です。雑種の猫を飼われている方も多いと思いますが、さまざまな猫がかけ合わさっているため、どの種類の猫の特徴があらわれているかで、その個体の特徴が決まります。愛猫の毛質の違いを知っていただきながら、毛質に合うお手入れ方法をご紹介します。

ーふわふわした毛質と代表的な猫

スコティッシュフォールド
触ると、ふわふわな質感の猫がいますね。長毛種のイメージがありますが、ふわふわでシルキータッチの毛質は、ラグドールという猫が代表的です。短毛種でふわふわの毛質の猫といえば、スコティッシュフォールドです。最近では、テレビや雑誌によく出ていますね。イギリス生まれの猫で、毛の長さは短いのですが、ふわっした毛で、触ると柔らかく、弾力性があり、毛が密集しています。アメリカ生まれのマンチカンも、ふわふわな毛をもつ猫で短毛種です。

ーしっとりとした毛質と代表的な猫

シャム猫
しっとりとした毛質の猫には、タイ生まれのシャム猫がいます。短い毛ですが密集しており、なめらかでしっとりとしている毛質で光沢もあります。また、イギリスで生まれたヒマラヤンは長毛種の猫で、大変なめらかな毛で触ると上品な質感があります。性格は、ペルシャ猫に似て穏和で、優雅な動きをします。

ーごわごわとした毛質と代表的な猫

ごわごわ 猫
そして、ごわごわとした質感の猫の種類ですが、しっかりとあてはまる猫種はいません。オーバーコート(表面の毛)が硬めの毛質で、アンダーコート(内側の毛)が柔らかい毛質のため、触った感触が、ごわついているという印象を受けます。ノルウエーで発生したノルウェージャンフォレストキャットという種類の猫がごわごわの毛質にあてはまります。毛が分厚く水を弾くので、シャンプー後に乾かす時間がかかるタイプです。また、メインクイーンというアメリカの猫もダブルコートで毛質が硬く、毛の量も多い種類なのでごわごわとした毛質に思う人もいます。

◎あなたの猫はどのタイプですか?猫の毛に合わせたお手入れ方法

ふわふわ、しっとり、ごわごわ、すべすべ、色んな毛の種類の猫がいますが、お手入れする上で大事なのは、質感よりも毛の長さです。

—短毛種のお手入れ方法

大きく分けて、猫には長毛種と短毛種があり、毛の長さでお手入れ方法も変わります。短毛種のお手入れ方法は、毛が短いので皮膚を傷つけやすく注意が必要です。優しくそっとブラシを滑らせましょう。皮膚をこすらないように気を付けながら、毛玉の確認をし、湿疹や腫瘍がないかをブラッシング中に確かめるようにしましょう。病気の早期発見になりますので、毎日行うことをオススメします。
短毛種のブラッシングで必要な道具は、スリッカーブラシとラバーブラシです。仕上げに獣毛ブラシを使うと、さらにツヤがでます。

—長毛種のお手入れ方法

長毛種のお手入れ方法は、長い毛のために絡まってしまう場合が多いので、猫が痛がることが多いです。それでも、絡まった毛をそのままにしておくと、悪化して皮膚が引っ張られてしまうことがあります。毛玉やほつれ毛は、なるべく取ってあげるようにしましょう。もし、毛玉がひどくて自宅では取れない場合は、無理にとらずにトリマーや動物病院で取ってもらうようしましょう。
長毛種のブラッシングで必要な道具は、スリッカーブラシ、コーム、最後に獣毛ブラシを使うとさらにツヤがでます。

まとめ

猫の毛のお手入れは、健康チェックにもなります。飼い主とのスキンシップにもなりますので、愛情こめて、お手入れをしてあげましょう。