子猫 跳ねる 子猫のパワーにはびっくりすることがたくさんありますが、ジャンプもそのひとつです。しかし、そのジャンプが思わぬ事故につながってしまうこともあります。なぜ、そんなにジャンプが上手なのでしょうか?その理由と気を付けておきたいことをご紹介します。

子猫がジャンプ!その理由とは!?

子猫 跳ねる
子猫が思った以上にジャンプしていることがありますね。なぜあんなに上手にジャンプができるのかと思ってしまいます。もともと猫は、獲物を狩るために、ピョンピョンと木の間をジャンプで駆け回っていました。その体の仕組みは現代の猫の体にも残っていると言えます。

生後1か月ほどの猫は、兄弟猫や母猫と一緒に遊びの中で様々な行動を覚えます。例えば、バウンスと言われる行動は、後ろ足を使って思いっきりジャンプして。他の猫に飛び掛かります。実はこのような遊びの中で社会的な行動を学んでいる猫は、単独で遊ぶようになっても、思った以上にジャンプをするものです。

単独で遊ぶようになると、狩りの練習である遊びが多くなります。ネズミやトリなどを思いっきり追いかけて遊ぶことが習性だった猫にとって、生後半年頃の遊びは全力のパワーを使います。様々な物に興味を持ってジャンプします。だからこそ、何かにびっくりして思いっきりジャンプをしていることもあるのです。

子猫のジャンプは予想外!日常での注意

猫 跳ねる
子猫のジャンプ力は予想外の高さまで上がってしまうことはよくあります。例えば、お部屋の中でも、ソファーや家具をつたってカーテンレールの高さまで上がってしまうこともあります。しかし、子猫だからこそ、上がることはできたけれど戻ってこれなくてニャーニャー鳴いているなんてことも少なくありません。上がらせないしつけをするか、上がっても降りてこれるように家具を配置するなどしてあげましょう。

テーブルの上でジャンプしていたり、椅子をつたってテーブルの上に上がってしまうこともあります。テーブルの上に何かを乗せていたら、そのまま誤飲誤食の原因にもなりかねません。また、何もテーブルの上になくても、衛生上よくないのでやめさせるようにしましょう。

子猫は予想以上にジャンプしますのが、そのままケガの原因になってしまうこともあります。高いところまでジャンプして、何か台になるものに上ろうとしたら失敗することもあります。着地に失敗して、関節を傷めてしまうこともあります。子猫の体を触って、ボディチェックする習慣を持ってあげましょう。特定の部位を痛がる様子があれば、早めに動物病院に行きましょう。

元気な子猫のジャンプ対策

猫 跳ねる
子猫はとても活発で遊ぶことが大好きです。本能的な動きからジャンプをたくさんしますので、常にその欲求を満たしてあげるおもちゃを用意してあげましょう。ネズミのおもちゃや猫じゃらし、レーザーポインターなどでも思いっきり運動することができます。もちろん、飽きっぽい猫ですので、何種類かおもちゃを用意して、様々な遊びを通して気分転換させてあげましょう。

ジャンプが思いっきりできるようなキャットタワーを設置したり、家具の配置の仕方も工夫してあげると猫が楽しめる環境になります。少しずつ段差をつくるように家具を配置することで、むやみにジャンプするよりもケガ予防につながるでしょう。

まとめ

子猫のジャンプはかわいいものですが、そのままにしておくと、思わぬ事故につながるほどエスカレートしてしまうこともあります。日ごろから、お部屋の環境を整えること、そして、子猫とたっぷり遊ぶこと、コミュニケーションもかねて体のチェックをしてあげることも大切にしましょう。また、もし怪我をしてしまった場合は、すぐに獣医師さんにみせることをおすすめします。猫を病院に連れて行かない飼い主さんは非常に多いと言われていますが、歩き方や動きがいつもと違うと感じたら、獣医師さんに相談するようにしましょう。