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愛犬に、唸られたことはありますか?犬が唸るには、いくつか理由があります。犬が唸るという行為は、飼い主を自分より下に見ている時に行います。この犬の主張を飼い主は黙って見過ごしてはいけません。

唸ることを止めるように、しつけを行う必要がありますが、ただただ、叱るだけと言ったしつけは逆効果。愛犬の気持ちに寄り添って飼い主が行動を変えれば、犬も”唸る”以外の意志を伝える方法があることを知ってくれます。

犬が唸る理由とは

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犬が唸るには、理由があります。飼い主はどういう状況で唸り声をあげるのかを、しっかり把握できるようにしましょう!

恐怖心から唸る

犬が唸る理由の一つに、何かに怯えて恐怖心から、唸り声をあげている場合があります。この場合、「怖い!」という気持ちを唸り声で知らせています。恐怖から出る唸り声をあげるときは、耳を下げ震えながら唸る姿を見せて、相手を威嚇します。

仲間や子供を守るために唸る

母犬は子犬を守るために、唸り声をあげる姿を多く見せます。懐いている飼い主でも、唸り声をあげて、子犬の側に近づけません。また、散歩時などに見知らぬ人が近づいてきた場合、飼い主を守るために唸る場合もあります。

縄張り意識や喧嘩で唸る

犬にも縄張り意識があるため、知らない犬や新しく飼い始める犬に対して、唸り声をあげ、自身が上位であることを示します。

エサやおもちゃを取られそうなときに唸る

愛犬のエサやおもちゃを、飼い主が取り上げようとすると(または、取られたと感じると)取られたくないために、唸り声で威嚇しています。

要求吠え

飼い主を思うがままに動かす方法として、要求吠えをすることがあります。その要求吠えの前に、まず唸り声を出して威嚇した後、鳴き声で要求を通そうとする行為です。

楽しくて犬が唸る理由

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犬が唸る別の理由の一つに、楽しくて興奮していることがあります。飼い主さんとの遊びで、ついつい興奮するあまり、唸り声をあげる行為を楽しんでいるのです。

しかし、この場合であっても、唸ることを許そうと考えるのは、間違いです。楽しく遊んでいる時だからこそ、唸り声をあげることを叱る必要があります。

また、興奮して唸っていると、怪我や事故に繋がることがありますので、しっかり指示するようにしましょう。どんな場面でも、犬の行動を飼い主がコントロールできるように、しつける必要があります。

じゃれ合っているのか?ケンカをしているのか?

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犬同士のじゃれ合いの場面でも、唸り声をあげてしまうことがあります。このじゃれ合いを、飼い主はケンカと受け取ってしまいがちです。

では、どうのようにして見分ければよいのでしょうか?犬が唸る理由によって、表情に違いがあるので、そこが見極めポイントです。恐怖心や怒りで唸る場合は、鼻の上にしわを寄せる犬が多く、そこで判断をすると犬の気持ちを理解しやすくなります。

唸りを止めさせるために、するべきこと

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怒りでも恐怖心でも遊びの途中でも、唸ると言う行為は止めさせるべきです。しつけを通して唸ることを止めさせるようにしましょう。

しかし、唸る犬に対して、声を荒げたり叩く行為は逆効果です。反対に犬に噛まれると言う事態に、なり兼ねません。気の弱い犬の場合、飼い主に叩かれることがストレスとなり病気になる犬もいます。

唸ることを止めさせるしつけの基本は、なにごとに置いても飼い主が主導権を握ることです。例えば、犬と飼い主が遊んでいるときには、飽きるまで遊ぶのではなく、飼い主の都合で切り上げましょう。

犬が、好きなおもちゃで引っ張りっこ遊びをする場合も、必ず飼い主が勝ったあとに終わるのがポイント。飼い主の「離せ!」と言う指示に従うようにしつけることは、容易ではありませんが、「離せ!」「貸して!」など短い単語で指示をしましょう。

おもちゃを離したら、ご褒美をあげることや大げさくらい褒めることで、犬は「離せと言われて、離せば良いことがある!」と認識します。こういった日々のコミュニケーションを通じて、犬に自分が飼い主がリーダーであることを、教えましょう。

まとめ

可愛い愛犬を叱るようなことはしたくありませんが、犬を飼う場合、主従関係をしっかりと理解させる必要があります。コミュニケーションを取り、ストレスのない生活を送ることで、唸ることは必ず少なくなってきます。根気強く取り組むようにしましょう。

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