いつも可愛がっているのになぜか言うことを聞いてくれない、飼い主に向かって吠え続けたり機嫌が悪いと噛みつかれてしまったり、自分は犬になめられているのかなと不安になっている飼い主さんへ朗報です。
飼い主に従順で犬に信頼される関係性を築くには、そして飼い犬の良きボスになることが出来て犬に尊敬されたらとても嬉しいですね、今回は犬が尊敬する人間のタイプをご紹介致します。
イヌ科であるオオカミの血を引き継ぐ犬
1万年も前から人間は犬と一緒に暮らしていたと考えられていますが、犬の祖先はオオカミ。現在いる犬達は皆オオカミの血を引き継いでいるために、犬の習性はオオカミの習性から受け継がれています。
典型的な習性として、群れでの行動が挙げられます。オオカミは群れの中で暮らしている為、群れのリーダーを必要とし、それ以下の階級制度もしっかりと作られています。
リーダーが存在することによって争いや仲間内のケンカも抑えられ、狩りなども協力し合って効率的に行えます。オオカミ達も、安心して暮らすこと事が出来ました。この様に昔から存在するオオカミの習性を利用して、飼い犬のリーダーになる事が犬と快適に暮らす一番の方法なのです。
犬が尊敬する人間のタイプは?
犬に尊敬されるには、リーダーになる事が一番ですが、犬が認めるリーダーとはどんな人なのでしょうか?
飼い犬にとっては、家族などの人間は群れの仲間。犬は家族を見ながら、いつでも順位付けをしています。外見的には、犬より体が大きくて強そうな人間をリーダーと決めますが、 そればかりではなく仲間を統率する力があるのかも見ながら順位付けしています。
犬はリーダーと決めた人間には命令された通りに行動し、信頼出来るリーダーの言いつけは忠実に守るのです。犬との信頼性を築けるようにるように飼い主は日々努力する事が必要です。
犬になめられない為に
犬がリーダー、もしくはボスだと勘違いしてしまう犬の注意行動がありますがご存じでしょうか?
それはマウンティングです。
マウンティングで犬は優位を表すのです。犬のお散歩などで出会った仲間や、飼い主のお客様にするマウンティングですが、もちろん飼い主と家族などにも行います。これは犬が優位であることをアピールする手段。絶対に飼い主は認めてはいけません。
マウンティングのサインは、後ろから相手に乗りかかり、背中や頭に足をのせたりと自分が高い位置に立っている事をアピールするのです。この行動により犬は自分がリーダーだと思い込み、上下関係ができあがってしまいます。
マウンティングは飼い主には絶対にさせない様にしましょう。もしマウンティングを許してしまうと自分がリーダーだと犬が思い込んで、飼い主の言いつけを聞かなくなり、躾がしにくい状態になります。
犬になめられる原因としてもう一つは、甘やかして育ててしまう事です。自分の立場を勘違いしてしまい自分がリーダーでありボスであると思い込んだ犬は、飼い主の言いつけを全く聞き入れない問題犬になってしまいます。
犬がリーダーだと勘違いする原因は飼い主側にあるので、可愛さのあまりつい甘やかして育てるのは避けましょう。愛情たっぷりに飼育する事は犬にとって良い事ですが甘やかしにならない様に飼い主は注意が必要です。
まとめ
どんな犬も優しく、信頼感にあふれて母の様な優しい心で包んでくれる飼い主が大好きで、この人こそ自分のリーダーに相応しい人だと思った時に言いつけを守って飼い主を慕います。
犬になめられる場合は必ず原因があるので、自分は犬にどの様に接しているのか甘やかし過ぎてはいないかなどをもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
色々と試しても上手く行かないときは専門家に相談して見ても良いかもしれません。
飼い主は、犬と暮らし始めてなるべく早い時期に犬のリーダーになれるよう努力して見てください。