地震 犬 怖がる 対策突然の災害が起きた時、愛犬がパニックになることが想定できます。そんなとき、あなたはどんな対応をとればいいのか、知っていますか?日ごろからの震災の備えの重要ですが、不安に陥った愛犬をいかに安心させてあげられるかも知って置かなければいけません。準備物はもちろんのことですが、万が一の時に備えて、お互いに、少しでも不安を解消できるように心の準備をしておきましょう。

犬が安心できる場所は、用意できてますか?

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災害が起きた時、まずは、安全な場所に避難することが大切になります。犬の身を守り、犬自身も落ち着いて過ごせる場所として活用したいのは「ハウス」です。もともと、小さな穴で体を休める習性をもっていた犬は、薄暗くて囲いのある自分のスペースがあると安心できるのです。

普段の生活から「ハウス」を用意しておくことは、災害で緊張状態になった愛犬も落ち着かせることに繋がります。サークル型のものは側面のみが囲まれていますので、上からの落下物に注意が必要になります。ケージは、底面と天井によって、犬の体を守ることができますので、安心です。

自宅で待機する時はもちろんのこと、避難所に行くと、さらにペットが過ごす空間は制限されます。多くの犬や猫と共に過ごす状況もありますので、そんな時にケージで過ごす習慣を作っておくと、いつものパーソナルスペースの中で少しでもリラックスして休ませてあげることが可能になります。

避難生活中でも、運動をしてストレス発散

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もともとの生活スタイルや犬種、個体差はありますが、犬は運動をたっぷりすることによって気分転換をすることができます。緊張状態にある犬も、外の空気を吸い、可能であれば、いつもと同じ場所や散歩コースを歩くことによって日常を取り戻すことができます。

散歩をしながら、様々な運動や遊びを取り入れてあげることでも、より気分転換しやすくなるでしょう。おもちゃで思いっきり一緒に走ってあげたり、ボールを投げて遊んであげり、ロングリードを使うなどして、気持ちを開放できる時間を作ってあげましょう。

散歩や運動量は少なくても、日光浴をしたり、家族以外の人に触ってもらう、他の犬に会うなど、刺激を少し与えてあげるだけでも緊張が和らいでいくことがあります。飼い主さんの緊張を敏感に感じ取る犬ですので、飼い主さんがリラックスしているということも大きな影響与えるでしょう。

食欲が落ちないように注意

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災害によって緊張状態になってしまうと、やはり食欲も落ちてしまいます。ストレスや不安、いつもと違う場所、時間、環境、様々な原因によって食欲不振が起こります。普段から、災害用にいつも食べているフードを準備しておくことはもちろんですが、万が一の時のために、大好きなおやつや缶詰のフードなど、嗜好性が高いものを用意しておくと安心です。

いつもと同じフードなのに食べなくなってしまった時は、新しいフードに切り替えてみたり、トッピングをしてあげるだけでも食べてくれることがあります。また、レトルトタイプのフードは、水分補給にもなりますので、緊張から体調不良を起こしがちな愛犬の体にもよいでしょう。

可能であれば、人肌に温めて風味を増してから与えてみてもよいでしょう。またささみなどをトッピングしてあげても喜びます。緊張や不安で押しつぶされそうな時こそ、いつもより少し豪華なご褒美フードをあげて、愛犬の心を癒してあげるのもよいでしょう。

それでも体調不良は続く場合は

災害によって緊張状態になってしまった愛犬には、まずはストレスや不安から体調不良を起こさないように、可能な限り安心できる環境を作ってあげましょう。ゆっくり休める場所、気分転換できる時間、しっかり食べること、基本の生活が愛犬の体調管理につながります。犬は、飼い主さんの心の変化にもとても敏感な生き物です。飼い主さん自身が、不安であってもどっしりと構えていつも通りたくさんの声をかけてあげるようにしましょう。お互いの存在が大きな安心のひとつになるのです。

それでも、不調が続く場合は、可能な限り、病院につれていくようにしましょう。放っておくと、どんどん衰弱していくことがあります。すぐに病院がにつれていけない場合は、WEBで診断できるサービスを利用することで、獣医師から正しい対処法を知るようにしましょう。

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