Red kitten

■ 家の中は危険がいっぱい!?

わんちゃんと比べて、食べなれていない物を不用意には口にしないことが多い猫ちゃんですが、おもちゃで遊んでいてつい飲み込んでしまったり、猫草ではなく毒性のある植物を食べてしまったり・・・おうちの中にも危険はいっぱいあるのです。
猫ちゃんの誤飲の報告例で多い物を挙げてみました。チェックしてみましょう。

【猫の誤飲禁止リスト】

□布類、ティッシュ、段ボール
□小さいアクセサリー類(キラキラしている物、鈴など音がする物など)
□ヒモ類、輪ゴム
□猫用おもちゃ(猫ちゃんの口に入るサイズや噛みちぎれる物)
□観葉植物
□人間用の薬(ビタミン剤も含みます)

【猫の食べてはいけない食べ物リスト】

□ネギ類(玉ねぎ、長ネギ、ニラ、ニンニク)
□生のイカ・タコ(加熱していてもあげすぎに注意!)
□チョコレート(中毒を起こす危険があります)
□カフェインやアルコール類(中毒を起こす危険があります)
□魚や鳥の骨(消化器官に刺さったり、詰まったりします)
□ドッグフード(必須アミノ酸タウリンが不足してしまいます)
□牛乳(下痢を起こす危険があります)

■ 飼い主さんに出来ることチェックシート

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猫ちゃんが上記に挙げた物を食べてしまった場合、もしくは可能性がある場合、どうすればいいのか不安ですよね。
小さい物や少量であればうんちで出てくる事もありますが、先の尖っている物であれば口の中や内臓を傷つけてしまう危険もありますし、ヒモ状の物は内臓に引っかかってしまうこともあります。また、人間の薬は少量であっても猫ちゃんには命に関わる事もあるのです。

以下のような症状があった時は要注意です。
□口をパクパクしたり、しきりに舌なめずりする
□食欲がない、水しか飲まない
□頻繁に吐く、吐くしぐさをするが何も出ない
□呼吸が荒い、苦しそうにしている
□下痢をしている
□ぐったりして元気がない

■ もし誤飲してしまったら、どうしたらいい?

猫ちゃんが誤飲してしまった、または食べてしまった疑いがある場合、獣医師に相談、もしくは診察を受けてください。
食べてしまってすぐであれば、吐かせることが出来る物もあります。

そのうち、うんちで出てくるだろうと様子を見ていい場合と、そうでない場合があります。胃や腸に異物が詰まってしまうと命を落としてしまう危険性があることを覚えておいてください。

また、事故が起きやすい物としては観葉植物があげられます。
猫ちゃんにとって危険な植物は700種以上あるとも言われています。

ネギ類が犬・猫ともに中毒を起こすというのは広く知られるようになってきましたが、猫ちゃんの誤食で多いのがユリ科の植物だと言われています。
葉っぱ一枚食べただけでも中毒死する危険があると言われており、重篤な腎障害を引き起こします。活けてある花瓶の水を飲むだけで中毒になるとも言われています。

■ 猫ちゃんの誤飲を防ぐには・・・

まずはそのような事故が起きないように、飼い主さんに出来ることがあります。
最初にチェックしてもらった、猫ちゃんが口にすると危険な物。それらを猫ちゃんの手の届かないところに保管するようにしましょう。