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夏の暑い日差しや気温も落ち着き、ワンちゃんにとってお散歩のしやすい季節となりました!しかしこの季節の変わり目に道端に発生するのが毛虫…。お散歩中にワンちゃんが毛虫に刺されてしまったらどうすれば良いのでしょうか?

■ そもそも毛虫が発生する時期は?

毛虫の種類によって発生する時期は異なりますが、たいていの毛虫は4月〜11月にかけて発生します。秋のお散歩では毛虫が落ちている可能性の高い木の下や、落ち葉がたくさんある所も要注意です。葉の裏に毛虫が隠れている場合があるので、飼い主さんがしっかりと注意を払うようにしましょう。

■ 注意が必要な毛虫

【チャドクガ】
チャドクガの針は毒性です。刺されると患部が腫れ上がるなどの症状がみられます。チャドクガの毛虫はツバキやサザンカに発生することが多いです。

【イラガ】
イラガの毛虫は黄緑色が特徴的です。人間が刺されると鋭い痛みを感じ、2〜3日痛みが続くことがあります。柿の木やバラ科の木に発生することが多く、葉っぱの裏に寄生していることが多いです。

■ 刺されたら?

Veterinarian at veteringary clinic examining dog with wounded pa

全身毛でおおわれている犬は、人間よりも刺される部位は少ないです。
しかしその分、お散歩中に毛のない肉球や鼻先など小さな範囲で刺されてしまう可能性があります。小さくて気づきにくい部分だからこそ、お散歩中は飼い主さんがしっかりと注意を払うようにしましょう。

■ もしも刺されてしまったら?

毛虫の種類によって毒性の有無がありますが、ワンちゃんの状態に異常がないかしっかりと確認しましょう。皮膚炎のように炎症が起きたり、吐いたりする場合もあります。

トゲが刺さってしまっている場合は、まずはトゲを抜いてあげることが大切です。肉眼では確認できない大きさのトゲもあります。見逃して放置していると、患部が化膿して後の処置が大変になることがあるので、そうならないためにもしっかりと見てあげてくださいね。

自宅に消毒液があれば、トゲ抜きと合わせて消毒もすると良いでしょう。
消毒をした際、ワンちゃんが患部を舐めてしまわないように気をつけてください。

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・トゲの抜き方や消毒方法が分からない…
・毛虫に刺されてから何となく元気がない気がする…
・病院に連れて行くほどのことか分からない…

などなど、自分だけの応急処置では心配・このままで大丈夫かなと少しでも不安な時「PET’S ALL RIGHT」なら気軽に獣医師に相談できます。