猫の耳、いつ見ても動いてる!そんな風に感じたことはありませんか?猫は耳の周りの筋肉が発達しているので、およそ180度くらいまで耳の向きを変えられるのだとか。さらに、実は猫耳、猫の気持ちのバロメーターともいわれています。そこで今回は、猫耳の動きでわかる、猫の気持ちについてご紹介しましょう。
■ ポジティブな猫耳
1. 斜め後ろに耳を倒している/耳を少しだけ前の方に傾けている
甘えにきたよ〜、とリラックスしている状態。撫でられるとき邪魔にならないように配慮した形でしょうか。こんなときはしっかりと愛情を注いであげましょう。
2. 耳を横に寝かせている
頭を撫でて気持ちよさそうなとき、寝ているとき、甘えてくつろいでいるときなどに見られる状態。まったり幸せな時間です。
3. 耳を自然に前に向けていて動かない
これは非常にリラックスしている状態です。このままウトウト眠ってしまうなんてこともしばしば。微睡状態なのでむやみに触るとびっくりしちゃうかも…かと思えば、元気に走り回り遊びだす場合も。猫の行動は予測不可能!
■ ネガティブな猫耳
1. 耳を後ろに寝かせている
不安や怒り、恐怖を感じている状態です。敵に出くわしたり、突然大きな音がしたときに見られる形。また、耳がペタンと伏せている状態は、降参!のサインだそう。このときは瞳孔が開いていたり、尻尾を股の下に丸めていることが多い様子。いずれにせよ、この耳のときは刺激は禁物!
2. 耳をピンと立て、やや後ろに引いている
今は構ってほしくない、うっとおしいなど、少しイラっとしていたりストレスを感じている状態です。このときはできるだけそっとしてあげましょう。
3. 耳をあちらこちらへしきりに動かしている
神経質になって何かを感知しようとしているサイン。猫の聴力は人間の3倍優れているため、人間には聞こえない音を聞いているのかも。周りへの警戒をし、いつでも動けるようにスタンバイしている状態。ヒゲもピンと前に向き、警戒心が高まっていたら要注意です。
■ まとめ
その他、
ピンと立てた耳を興味のある方向へ向け動かない
何かしらに強い興味を惹かれているときに見られます。興味対象が不明確なため、情報収集しようという姿勢です。基本的には興味津々な状態ですが、警戒心を持つことも。その場合、神経質なこともあるので注意が必要です。
様々な形をご紹介してきましたが、以上まとめると
耳が前向き=リラックス
耳が後ろ向き=不安、恐怖、怒り
あちこちに向いている=興味津々
じっと動かない=興味orリラックスor警戒
といった具合でしょう。
また、最初から耳が伏せている状態のスコティッシュフォールドのような猫もいます。そのため、猫耳の動きだけでなくしっぽや瞳孔、ヒゲの動きなどにも注目しながら猫とコミュニケーションをとってみましょう!