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いつもそばにいて、飼い主を癒してくれる愛犬。家族のような存在になっている方も多いのではないでしょうか?飼い主が犬を思うように、犬も飼い主を大切に思い、行動で表してくれます。今回は、飼い主への大好きアピールについて、ご紹介したいと思います。

■ カラダを使っての大好きアピール

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photo by http://www.saporant.jp/

1. 尻尾

飼い主の姿を見かけると尻尾を振って掛けてくる姿は、「大好きで堪らないです」のアピールです。
基本的に尻尾を振る行為は、嬉しいときなど喜びの表現ですが、散歩の途中に出会う犬に対して尻尾を振っている場合は、相手に対して敵意はありませんと言う表現でもあります。

2. 舌

犬が目を細めて舌をペロッと出しているのは、人間で言う笑顔。
飼い主と一緒に過ごす時間をとても嬉しく思っているという、愛犬の大好きアピールです。飼い主も見つめ返して笑顔を見せてあげましょう。

3. 前足

前足を飼い主の足元に乗せるポーズをするときは、「かまってよぉ」「遊んでよぉ」と言う要求のアピール。子犬が母犬に乳をおねだりするときするしぐさです。

■ 動作で見せる大好きアピール

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1. 近づいて、カラダや頭をスリスリしてくる

甘えたいときのアピールです。優しく頭や体を撫でてあげましょう。もし何か不安を感じている様子を見せた場合は、抱きしめて安心させてあげましょう。

2. 頭をコツン/鼻でグイグイを押してくる

飼い主を信頼しているよのアピールで、飼い主として認められている証拠。

3. 仰向けでお腹を見せ「撫でて」

絶対の信頼を置いているため見せるポーズ。お腹を見せると言うことは、服従していると言う証です。優しくお腹を撫でてあげましょう。

4. 顔をぺろぺろ舐める

飼い主に対する親愛の証です。子犬が母親に甘えるときにする行動で、飼い主に甘えたいアピールをしています。

また飼い主が落ち込んでいるときなど、気持ちを感じ取ることができる犬は、寄り添うことで慰めようとします。涙をぺろぺろ舐めてくれる場合もあります。

■ 犬の大好きアピールをどこまで認める?

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犬が全身で「大好きアピール」をしてくれることは、飼い主として大変嬉しいことです。
しかし、そのアピールをすべて受け入れてしまうと、甘えれば何でも要求が通ると犬は誤解してしまうことも。

かまってかまってと犬がアピールしてきた場合、すぐに相手をするのではなく、アピールが止まるのを待つことが必要です。
アピールが止まらない場合、「待て」や「おすわり」などの指示を出して、いったん落ち着かせる様にしましょう。

反対に「大好きアピール」がない犬の場合、甘え不足が考えられます。
スキンシップの時間を増やしたり、アイコンタクトなどを行い飼い主と犬のコミュニケーションを多く取るようにしましょう。

■ 愛情表現を観察することは、健康管理する上でも大切なこと

言葉が話せない犬にとって「大好きアピール」は愛情表現そのもの。体を使って精一杯、飼い主に気持ちを伝えてます。いっぱい遊んでもらいたい、優しく撫でて欲しいなど、いつも信頼できる飼い主のそばにいたいと言うアピールだと考え、全力で受け止めてあげましょう。
また、日々、意思疎通をしっかりしておくことで、体調異変などにも気づきやすくなります。犬の愛情表現も、健康管理する上では、欠かせない情報のひとつ。何気ないしぐさも、言葉を発しない彼らにとっては、サインになりますので、好き好きアピールはしっかり受け止めつつ、愛犬の様子をしっかり観察するように、心がけましょう。