多くの犬は散歩が大好きで、その足取りは軽く弾んでいるようにさえ見えます。
飼い主との散歩は、ウキウキ楽しく!外の世界は見るもの皆珍しいと言った犬たちですが、
いざ帰るとなると、急に足取りが重くなる犬や、テコでも動かないと言った姿を見せる犬がいます。それはイヤイヤ病!?その時に犬が感じている心を覗いてみましょう。
■ 犬が散歩を大好きな理由とは
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犬は本当に散歩が大好きですよね!
街で見かける多くの犬は、飼い主と歩調を合わせアイコンタクトを取りながら、何とも嬉しそうな表情で散歩をしています。
飼い主が「散歩に行こう」と声に出すと、千切れんばかりに尻尾を振り、玄関まで飛んでいく犬や、自分でリードを持ってきて早く着けてよと急かす犬もいるほどです。
しかし、散歩嫌いの犬も居て、飼い主を手こずらせている場合もあります。
散歩嫌いになる理由で考えられるのは、他の犬に襲われた、急に大きな音がして驚いたなど怖い体験をしたなどが挙げられます。
また、楽しそうに散歩をしていた犬が、突然散歩を嫌がるようになった場合、病気や怪我などが考えられます。身体の様子を確認してあげましょう。
室内で飼われている犬や、庭に繋がれている犬は、人間のように家と外を自由に出入りできないので、散歩は大いに気分転換になり、外の空気に触れることはストレス解消に繋がります。
もちろん!病気予防のための肥満予防の運動にもなります。
定期的に、楽しく散歩をさせてあげることで、飼い主とのコミュニケーションも取れて、犬も飼い主も幸せな時間となりますね。
■ 家に帰りたくない理由とは
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そろそろ帰り道に向かおうとすると、楽しそうに散歩をしている犬が、突然!態度を一変して、「帰らないぞ」「テコでも動かないぞ」と、イヤイヤ病の症状を見せます。
イヤイヤ病の犬がする行動とは、反対の方向に飼い主を引っ張る、足を踏ん張ったり、お尻を地面に付けて座り込む、道に寝転がってしまってアピールをします。
1日1回~2回の散歩を、飼い主が考えるよりも犬は楽しみにしているのでしょう。
もしかしたら、時々散歩で会う犬に会いたいとか、大好きな葉っぱがいっぱいある道を通っていないなど、犬なりに理由があっての抵抗ではないでしょうか?
犬と会話ができれば解決策は直ぐに見つかりますが、態度で気持ちを表すしかない犬を叱らずに、帰りたがらない理由を考えてみましょう。
もしかしたら、帰りたくないのではなく、疲れてもう歩きたくないとアピールしている場合もありますので、見分けることも大切ですね。
■ イヤイヤ病になる犬の解決法
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散歩から帰りたくないイヤイヤ病の犬の心は、その散歩に満足できていないのではないでしょうか?
毎日の散歩は事務的になっていませんか?
排泄が目的で、ただただ事務的に歩いて用が済めば帰る散歩や、一言も犬に話しかけることのない散歩などをしていませんか?
最近見かける光景に自転車で散歩をさせている姿です。
病気や怪我で歩けない犬の気分転換でと言うことなら理解できますが、
健康な犬を自転車で運ぶことは散歩とは言えませんね。
さて、イヤイヤ病にさせない解決方法とは、犬が満足する質の良い散歩を行うことです。
1.犬に話しかけながら散歩をしましょう。
2.好きな草花など、犬が興味を持った場所では立ち止まってあげましょう。
3.散歩時間は、小型犬なら20~30分、大型犬なら30~60分が目安です。
4.他の犬と出会った時には、挨拶をさせてみましょう。
5.地面に近いところを歩く犬のために、気温には充分注意を払いましょう。
■ まとめ
散歩は犬の健やかな生活に欠かせない時間です。
飼い主との信頼関係も、散歩をしながら築けると言っても過言ではありません。
イヤイヤ病を恐れて犬のわがままを許すのではなく、散歩の主導権は飼い主にあることは忘れずに、犬が満足できる散歩を心掛けてあげてください。