犬や猫を見ていると、ピタッと目が合うことはないでしょうか。犬と猫、それぞれのアイコンタクトがもつ意味は微妙に異なるようです。愛猫・愛猫の貴重なサインを見逃さないためにも、アイコンタクトの理由を紐解いていきましょう。
■ 犬のアイコンタクト
1. 飼い主の指示を待っている
散歩中など犬が状況判断に困ったときに多くみられます。
2. 飼い主に対する愛情表現
信頼関係が確立している相手への愛情を込めたサイン。米科学雑誌『Science』によると、このアイコンタクトによって人はオキシトシンという幸せホルモンが分泌されるのだとか。
3. 敵意の表れ
飼い始めたばかりのときなどにみられる傾向。この場合は、犬に対して敵意がないことを示すために目をそらしましょう。散歩中に他の犬や人と遭遇するなど、初見の相手に会う場合も目をできるだけ合わさないように注意が必要です。
4. 飼い主に対するお願いごと
寄ってきてお行儀よく座ったり、穏やかな表情で見つめてきたり、目を細めたりしてくるときは何かを要求しているケースが濃厚。無視していると身体に触れてきたりします。愛情表現の延長、最大の甘え行為ですね!
■ 猫のアイコンタクト(瞬きが含まれるもの)
1. 呼ばれたことへの返事
なんだかそっけない、、そんなことありません!猫は信頼関係が深い相手ほど、この返事をします。鳴いて返事をしなくても飼い主は気づいてくれると思っているのでしょうかね。これと同じような意味を持つ行為として、耳を動かす・しっぽを振るなどがあります。呼んだ後は注意して猫の行動を見守ってみましょう。
2. 飼い主が好かれ、信頼されている証拠
3. 敵意がなくリラックスしている状態
これらはいずれも愛情表現の一つです。他にも目を細めたり、ウインクしたり、両目をギュッと閉じたりすることがありますが、同じく信頼・安心の意味を持ちます。このようなサインを目にしたら、そのまま猫の真似っこで返してあげましょう。猫が安心し、さらなる信頼関係が築けます。
■ こんなときは…
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アイコンタクトがもつ意味について、犬と猫による違いを紹介しました。
しかし例外的にアイコンタクトしてくれない犬、意味が転じるアイコンタクトをする猫も中にはいます。
それぞれについて最後にご紹介しましょう。
【犬がアイコンタクトをしてくれない】
このとき同時に、飼い主の言うことを聞かないにも当てはまるのではないでしょうか。犬は目でものを言い、コミュニケーションをとります。また、アイコンタクトはしつけの基礎です。アイコンタクトをとり、注目させ、指示を出すことで危険な状態や犬の過度な興奮状態を避けることが可能になります。
もし愛犬から注目を集め、アイコンタクトを取れない場合は、ご褒美などを用意し、しっかりとアイコンタクトを教えてあげることが必要です。
【猫の瞬きのないアイコンタクト】
先ほどは、瞬きを含むアイコンタクトを紹介しましたが、見つめ合っているのに猫が長い間瞬きをしないときは緊張状態を表します。したがって、このようなときは猫に敵意がないことを伝えるため、瞬きをして安心させてあげましょう。
飼い始めた猫に対しても、積極的に瞬きをしたり、目を閉じるというサインを送ることで新しい飼い主と環境に慣れてくれることでしょう。
■ いつもと様子が違う?心配になった時の心強い味方
言葉を発することができない犬と猫。アイコンタクトを正しく理解することで、少しでも意思疎通ができればいいですよね。普段からコミュニケーションができていれば、体調が悪いことにも早めに察知することができます。いつもと違う様子を見せた場合でも、気軽に相談できるwebサービスを利用することで、愛犬・愛猫の体調管理をより充実させてみては、いかがでしょうか。