ご家庭でペットを飼っていると、家族のアイドルとなり癒しの存在になりますね。
しかし、家族の中であなたにだけ懐かないペットがいるとしたら、それはどんな理由からでしょうか?
そこで、犬が懐かないときに考えられる理由と仲良くなる方法をご紹介したいと思います。
■ 犬よりも下の存在と思われていませんか?
飼い主に忠実で懐いてくれるイメージの犬。せっかく楽しく暮らしたいと思っているのに、懐いてくれないと非常に残念ですね。
犬は上下関係に大変厳しく、誰に服従するべきなのか、誰が自分よりも下の存在なのかを、しっかりと判断します。ごはんをあげれば懐くと考えるのは間違いで、犬が懐くのはたくさん遊んでくれる人と自分より上の存在と認めた人です。
群れの中で、一番のリーダーには服従するのが、犬の習性です。
普段の家族の様子を見ながら犬は、家族の中で誰がリーダーなのかを見極め、その人には絶対の服従を見せます。
自分より下の存在だと思えば、懐くどころか舐めた態度を取る場合も見られます。
その為、犬よりも上の存在であることを認めさせる必要がありますね。
叱ることと褒めてご褒美をあげるなどを上手に使い分けて、この人の言うこと聞けば良いことがあると言うことを認識させると良いでしょう。
■ 世話をしない人だと思われていませんか?
世話をしてくれる人とは、ごはんをくれる人、遊んでくれる人、散歩に連れて行ってくれる人など、同じ時間を過ごすことが多い人のことです。犬は世話をしてくれない人に懐くことはありません。
大好きなごはんをくれる人だから懐くとは限らないことも。ただごはんだけをあげるだけで、声を掛ける訳でもなく、撫でてあげる訳でもないは懐きません。愛犬とのコミュニケーションを見直してみましょう。
犬と遊ぶことも大切なことのひとつです。
遊ぶときは、徹底的に犬と一緒に楽しみましょう。
犬は話すことはできませんが、話しかけられていることは認識しています。
話しかけながら、マッサージをするように体を撫でてあげることも仲良くなる方法の1つです。
犬が気持ち良いと感じてくれたら、きっと懐いてくれるはずです。
■ 怖い存在だと思われていませんか?
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しつけのためだと、犬を叩いてしまったり、大きな声で叱る人には懐きません。
ただただ、怖い存在になって、その人に近寄れば怒られると思えば、懐く訳がありませんね。
犬は人間の感情を敏感に察知するので、ヒステリックな人は苦手で、落ち着いた穏やかな人を好みます。
犬が一緒にいたいと思う存在になることが必要です。それには、甘やかすのではなく、一緒に居て安心で楽しいと感じさせること。
叱る時に脅すのではなく、正しい叱り方をして、犬と良い関係を築くことが必要です。
叱り方のコツは、「イケナイ!」「ダメ!」など短い単語を決めて、ハッキリと厳しい言葉で言うことです。
また、叱るだけではなく、無視をすることもしつけの方法のひとつです。
犬の要求吠えなどを無視することで、その人が犬よりも上位であることを教えることができます。
■ まとめ
犬との信頼関係は焦らずにゆっくりと築いていくことが大切です。
犬と心が通えば自然と懐いてくれるものです。
身体のケアやスキンシップなどで、コミュニケーションをたくさん取るようにして愛犬との絆を深めていってくださいね。