短い手足に、つぶらな瞳などなど、魅力的なポイントを多く持ちながらも牧畜犬として、古くから活躍してきたコーギー。実はコーギーのしっぽはもともと短いのではなく、断尾によるものだとご存知でしたか?
「犬がしっぽを振っていると喜んでいる」というのは、誰もが知っていること。では、しっぽを切ってしまったコーギーの気持ちはどこに現れるのでしょう…?
答えは「おしり」!
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コーギーが「嬉しい」気持ちを表現するときは、しっぽではなくお尻が動きます。腰からしたあたりを一生懸命振って喜ぶ姿はなんとも可愛らしい!
しかし、嬉しいときはおしりフリフリで示してくれるけれど、コーギーのそれ以外の気持ちはどうやって判断すればいいの?と疑問に思いますよね。怯えているとき、怖がっているときはしっぽを丸めてしまう、怒っているときや警戒しているときはしっぽが立っているなど、しっぽが長ければしっぽで判断することもできます。
コーギーのこれらの気持ちをおしりの動きだけで判断することは難しい。となれば、次に見てあげるのは「耳」です。
「耳」から考えるコーギーの気持ち
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コーギーの特徴でもあるピンとした大きな耳。そんな大きな耳が「立っているとき」と「寝ているとき」2つの状態のときの気持ちをご紹介します。
耳が立っているとき
「集中している」「警戒している」ことが多いといわれています。
また、左右の耳の間の広がり具合によっても異なり、間が狭いときは自分以外の対象に気持ちを向けているので「集中」。広いときは「友愛」や「不快」などコーギーの気持ちに比例しています。
耳が寝ているとき
まっすぐに寝ている場合、「恐怖」や「不安」を表現していることが多いです。しかし、耳の付け根が横にいった状態で寝ている場合は、「友愛」や「不快」を表しています。
耳だけでなく、顔の表情を見て、明るい表情や落ち着いた表情をしているか、それとも険しい表情をしているのかから、気持ちを汲み取ってあげてください。
「口」の状態にも気持ちが表れる!
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おしりフリフリや耳の状態だけでなく、他の犬と同じように「口」にもコーギーの気持ちは表れています。
リラックス
口が緩んで軽く開いているとき。笑っているような表情にも見えるかもしれません。
集中
口を閉じて舌も歯も出していないとき。視線の先には何かそのわんこにとって面白いものがあるのかもしれません。
威嚇
口を閉じ気味のまま、歯がむき出しているとき。声からもその気持ちは伝わってくると思います。もっと怒ると犬歯が見えるくらい唇がめくれ上がります。そうなる前になぜ威嚇をしているのかを考え、原因を解決してあげてください。
まとめ
多くの魅力をもっているだけでなく、賢く、警戒心が強い一面もあるコーギー。しっぽでは判断できないからこそ、おしり、耳、口、顔全体の表情や声、様々な状態からコーギーの気持ちを汲み取って、上手に付き合っていきたいですよね。