島において島民を超えるくらい、または匹敵するくらい猫が溢れかえっている島、通称・猫島。そんな島あるの?!と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし実は日本各地にかなりの数の猫島が存在します。今回は数ある猫島をその特徴とともにご紹介します。

■ 東北地方

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photo by http://www.sankei.com/photo/

田代島(たしろじま)

宮城県石巻市の沖合に存在している島。東日本大震災で壊滅的被害を受けましたが、現在では復興し漁業が再開できるまでに。人口は減り続ける一方で島で大切にされている猫は増え続けているそう!

網地島(あじじま)

宮城県石巻市に属する人口500人程度の島。三陸海岸南端の牡鹿半島先端近くの仙台湾内に位置する。田代島に隣接していて、近年猫の多い島としてともども有名になった島です。

いずれの島へ行くのにも東京からだと新幹線と在来線、タクシーまたはバス、そして船を乗り継ぎ、4〜5時間で到着します。
石巻港から船が出ており、石巻港発の船は1日3便ほどの運航と大変少ないので注意が必要です。(2016年8月18日現在)

猫はもちろんですが、新鮮な海産物が味わえる上、釣りや夏には海水浴も楽しめますよ♪
都会に住んでいたら目にすることのない、山や海など大自然に触れられるのも猫島の魅力の一つです。

■ 瀬戸内海周辺

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photo by http://ameblo.jp/tuthinoko55/

実は瀬戸内海周辺は猫島の宝庫!瀬戸内気候が猫に合っているのかもしれません。一度に幾つかの猫島を巡るのも楽しそうですね♪

伊吹島(いぶきじま)

香川県に属する人口700人余りの島。いりこの産地として知られる。比較的三毛猫が多いのだとか…

男木島(おぎじま)

香川県にある人口200人程の島。男木島灯台から続く、遊歩道や山の斜面に咲き誇る男木島水仙郷が美しい!2〜3月が見頃です。猫×綺麗な花=最高!

真鍋島(まなべじま)

岡山県笠岡港沖に浮かぶ人口300人程の島。映画のロケ地として何度か使われたことのある実力派の景観も味わえます。新鮮な地魚を味わえる食堂もあるそう。

平郡島(へいぐんとう)

山口県柳井市の伊予灘に浮かぶ人口591人の細長い島。架橋されていない島としては山口県最大。こちらでも新鮮な海の幸が味わえます。

笠戸島(かさどじま)

本土と笠戸大橋で繋がっている山口県の島。ヒラメの養殖業やハーブ栽培で有名です。海水浴場や海上遊歩道などもあり、夕日が綺麗な島としても名高く、猫以外にも様々な楽しみ方ができそう!

藍島(あいのしま)

福岡県北九州市小倉北区に属する島。釣り客に人気があり、夏には海水浴もできます。新鮮な鯛・アワビ・ウニ・サザエも味わえるのだとか!約4km南東にある、同様に猫島として有名な馬島(うましま)にも、気軽に船で行き来できるため一度に二つの猫島を行ってみるのいいかもしれません。

■ 猫好きなら守りたい、猫島でのマナーとは

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近年の猫ブームとともに、スポットライトを浴びつつある猫島。しかしその利用客の増加により、マナー違反などのトラブルも多発しているのだとか。
今後、多くの人に猫島を楽んでもらうためにもしっかり事前準備をして、マナーには一層配慮してください。
最後にこれから猫島を訪れる人のための心得をご紹介します。

  • ●心得①ゴミを出さない!
  • ●心得②餌をむやみに与えない!
  • ●心得③私有地へ入らない!
  • ●心得④猫島は観光地ではなく、猫と島民の生活の場である。

一人ひとりの思いやりが島民と猫の幸せな時間を維持していくことにつながります。
以上の心得、マナーをしっかりと自覚した上でたくさんの人がさらなる猫の魅力を発見しに行ってみてください。
猫の飼い主の皆さんも、たまには飼い猫以外の猫との時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか♪