■ 猫だらけの島、その名も猫島!
猫好きの皆さん、あっちにもこっちにも猫がいる島、通称「猫島」をご存知でしょうか。「猫島」とは、ある特定の島を指すのではなく、離島で、島全体に野良猫がたくさんいる島を総称して「猫島」と呼んでいるのです。実は、日本には、数カ所の猫島が存在し、中には、島の人口よりも猫の数の方が多い島もあります。
そもそも、猫島には、なぜたくさんの猫が生息しているのでしょうか。その理由は、島によって様々ですが、猫が大量の象徴だから、漁具の敵であるねずみを狩ってくれるから、はたまた島にまつわる伝説が信じられてきたからという理由で大事にされてきたからだといいます。猫は古くから人々の生活に馴染んできたため、猫島であることから観光業に力をいれる、というよりも、今も変わらず人と猫が穏やかに共存して生きている、そんな風景を見ることができるのです。
■ 猫島はどこにある?
今回は、猫島の中でも有名な、愛媛県の青島と宮城県の田代島をご紹介していきます。
【愛媛県:青島】
photo by http://rocketnews24.com/2014/05/30/447122/
愛媛県大洲市にある青島は、島の周囲は4.2キロ、住民は16人しかいませんが、猫は百数十匹もいます。数年前からテレビや雑誌などでも紹介されるようになり、今ではすっかり有名な猫島に。船着場から3分ほど歩くと、「ネコエサ場」というところがあり、観光客も猫に餌をあげることができます。
【宮城県:田代島】
photo by http://necono-kaigi.com/tashirojima-cat-663
宮城県石巻市にある田代島は、あの「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなったとも言われている島。ここの人々は、江戸時代後期に漁師が、猫の動作をみて天候や漁模様を予測したりと、古くから猫と密接に暮らしてきました。島には「猫さん神社」という神社もあり、猫神様が祀られているほどです。そんな田代島には、たくさんの猫がいますが、なかでも看板猫として注目を集めているのが、民宿「網元」の看板猫、“ちゃめこ”さん。赤い首輪がトレードマークでとっても人懐っこい猫ちゃんだそうです。
いかがでしたか?青島も田代島も猫好きにとっては魅力的な島ですね。マナーを守って楽しく猫島巡りをしてみてください。他にも日本には猫島がいくつもあるので、ぜひいろんな場所へ足を運んでみてはいかがでしょうか。